2025/11/26

ブランド別実例高級ダウン 専用クリーニング

ネイバーフッド

こちらはネイバーフッドというブランドのダウンジャケットになります。こちらのブランドは1994年に設立された比較的歴史のあるダウンジャケットになります。創業は日本で、とても人気があるものです。生まれは東京の原宿でした。コンセプトは(モーターサイクル、ミリタリー、アウトドア、トラッド等の要素を独自の解釈で昇華したベーシックな服つくり、またそのライフスタイルの提案)となっており、時代に流されることなく確かな価値観に基づいたものづくりを続けています。このネイバーフッドのダウンジャケットは黒を基調としたシンプルな作りですが、ピンポイントに白の文字が刺繍でされていて、高品質なブランドを連想させます。ネイバーフッドが人気の理由はバイクやミリタリー、アウトドア、トラッドをベースにした無骨なブレない世界観と高品質がうりで人気があります。また、コラボレーションも多いのも特徴です。こちらのダウンはコラボレーションはしておりませんが、独自の世界観が見られるとても素敵なデザインとなっております。全体的に見て、汚れはないように見えますが、実は細かいところまで汚れがありました。それは今後の流れを見ていただくとわかると思います。折り目の部分も他のダウンにはないところから折り目があり、独特な形をしております。数あるダウンジャケットを見てきた中でも特に変わっているデザインですが、違和感がなくむしろ素敵に見えるというのがネイバーフッドのダウンジャケットになります。それでは細かな部分は今後見ていくとして、ダウンジャケットの強度的には申し分ないところとなっております。また、文字が何ヶ所かありますが、全て刺繍でされているので長く着用する分にも全く問題がありません。ネイバーフッドはもしかすると長期着用も視野に入れて作られているのかもしれません。現在のダウンは短期を視点に作られているダウンが多く、すなわち現状のデザインを長期間維持できず、短命に終わるというダウンジャケットも多いからです。そのため、プロから見てもこのネイバーフッドのダウンジャケットは作りがしっかしていて、長期間着用できるものだと思います。そのため、クリーニングでもしっかり綺麗に落とすことが大切になってきます。こういったダウンで一番恐いのは、変色です。その原因は汚れを長期につけたまま放置することによって起きる参加が原因です。従いましてこちらのダウンジャケットはそれらを意識して行っていきます。

クリーニング実例概要

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それでは細かな部分を見ていきましょう。袖の部分が独特な作りなっています。これは素晴らしいオシャレなデザインですね。こういった部分がネイバーフッドの魅力なのだと思われます。こういった通常プラスアクセントがあるのはとても素敵ですね。まずはこの状態のネイバーフッドのダウンジャケットを染み抜きしていきます。全体の状態をまずは人間の目で見て、シミを確認するところから始まります。そして、確認した後に前処理染み抜きをかけていきます。全体を見るとそこまで汚れていないように見えましたが、実際はよくある箇所(えり、袖等)がかなり汚れておりました。そこを前処理剤を使ってかけていきます。前処理剤は当店オリジナルのものになっております。アルカリと油溶性と洗剤が混じったものなっており、かなり綺麗になります。これを使って全体的に汚れをブラッシングとモミモミ処理しながら落としていきました。えりと袖はかなりこちらの液で効果が上がり、綺麗になりました。このようにPROSHOP HIRAISHIYAではオリジナル洗剤と柔軟剤等を使って落としていきます。また、大事なポイントとして熱を加えて汚れの落としを促進していくということです。それをすることにより通常の汚れの何倍もの洗浄力がかけられます。
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こちらはネイバーフッドらしくワンポイント工夫がされている箇所になります。このように絞って調節できるのは便利ですね。この部分は影に隠れて見えないところですが、案外、汚れがつきやすい箇所になっております。このように汚れが少し見えています。PROSHOP HIRAISHIYAではこのように中の生地もしっかり見て、汚れを人間のてでブラッシングして汚れを綺麗に落としていきます。綺麗にすることにより、この機能も末長く使用が可能になっております。クリーニングしないと滑りも悪くなりますし、変色や予期せぬことが起こってくる可能性があるため、しっかり汚れはとっていきます。本来、裏生地はあまりそこまでやらないところが多いと思いますが、こういった汚れがつきやすい箇所を知っているのがPROSHOP HIRAISHIYAの強みです。又さらに、そこを落としていくのが当社の強みでもあります。こうやって地道に落としていき、長期間使っていただきたいと思います。擦れる部分はどうしても汚れがつきやすくなっております。そのため、擦れてしまった汚れは同じく擦って落としていくことが必要になります。最後は綺麗に落とすことができました。
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こちらは袖ぐちの汚れです。この部分は袖をめくってみた写真になります。袖は汗と擦れで汚れがあり、通常のクリーニングでは落ちません。そのため、クリーニング前に綺麗に落としておかないとクリーニングしてもそのままの状態で出てきてしまうことが多いです。まぐれで取れることはまずありません。こちらのネイバーフッドのダウンジャケットはクリーニング前にしっかり処理を行いました。まずは袖口をめくってその状態からブラッシングをかけていきます。前処理液はPROSHOP HIRAISHIYAオリジナル洗剤で落としていきました。そして肉眼で落ちたことを確認した後に表面の袖口を綺麗にしていきます。そして、両方とも綺麗に取れたことを確認してからクリーニングの工程に進みます。こちらのダウンジャケットは綺麗に取れてよかったです。中には何度もこびりついて取れないものもありますので、気をつけないといけません。表面の生地に関してはあまりやりすぎると破れる可能性がありますので、ほどほどにしないといけないと思い、深入りはしていません。こちらのダウンジャケットはたまたまそこまで汚れていませんでしたので、深くしなくてもよかったです。
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こちらは完成してからのネイバーフッドのダウンジャケットの状態になります。このように綺麗に全体的になりました。クリーニングした後は検品部門に渡り、こまめなチェックを行っていきます。それは一着15分くらいかけて綺麗に落としていく慎重な作業となります。汚れ落ちはどうか、オプションが抜けていないか、破れや穴はないか等のチェックになります。その検品をぬけて初めてお客様の元へ届きます。こちらの製品はもともとしっかりしている生地なので、クリーニングも比較的楽な方ではありますが、部分的な処理とともに徹底的に綺麗にすることにより、ここまでの状態に持ってこれました。シワの状態はアイロンがけで伸ばしていきますが、ダウンジャケットの場合、キッチリかけてしまうと風合いがペシャンコになってしまうので、軽く表面からアイロンがけし、中の羽毛が潰れないように軽くかけるのがポイントなります。こちらのダウンもそのように軽くかけて綺麗にしていきました。そしてようやくここまでの仕上げができました。その後は包装して埃がつかないようにして、終わりになります。綺麗になったと思います。包装後は発送の手配に入りました。
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