2025/12/24

ブランド別実例高級ダウン 専用クリーニング

herno

今回はhernoのダウンジャケットのクリーニングをご紹介いたします。こちらは1948年にイタリアの北部のレーザで創業した高級アウターウエアブランドとなります。初めはレインコートで有名になり、現在はダウンジャケットやトレンチコートをメインに、機能性とファッション性を兼ね備えた製品を展開しています。このように歴史はPROSHOP HIRAISHIYAとにており、とても長くなります。昭和の23年というと戦争時に近くなりますね。Hernoの特徴といえば、ヘルノしか出せない光沢のあるダウンジャケットだと思います。こちらは素敵なそれが現れているダウンジャケットだと思います。とても素敵ですね。この素敵なhernoのダウンジャケットはまず、当社の検品から行いました。まずは写真撮影です。一点ずつ、部分的にや全体的にと写真を撮り、丁寧に全体を見ていきます。そして気になる箇所もズームで写真を撮り、クリーニング前の状態を念入りに写真に収めていきます。その後はカルテ作りになります。カルテ作りはその品物の状態をみて、変わったところがないか、オプションはどんなものを選んでいるか?、お客様からのご要望はどんなものがあるかを念入りに調べていきます。そしてそれをカルテに記入し、漏れがないようにしておきます。こちらのhernoのダウンジャケットは特に汚れやすい部分にはそういったのが見られましたが、破損等はなかったです。そういったことを検品時にチェックしていきます。hernoはとても歴史があり、繊維が光沢に満ちてとても素敵ですが、それと反面して心配な箇所が何箇所かあります。それは生地がとても軽くていいのはとてもいいですが、その反面、縫製が浅かったり、特殊な素材を使っていることにより、脆くなりがちな部分があります。こちらのヘルノクリーニングでもそういった箇所がありましたので、その点もお話ししてければと思います。それでは話に戻り、カルテ作成が終わりましたら、その後は場所を移動して見積もりに入っていきます。見積もりは細かな部分を再度見積もりをする担当者が見て、出していきます。カルテを作成したものとは別の者が見るため、検品はこの時点で二重チェックとなります。このように複数の人が検品して見ていくのがプロショップ流です。1人の人が見続けると見落とししがちだと思いますので、その点は気をつけております。そして二重、三重チェックにより、よりいいものを出していきます。

クリーニング実例概要

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こちらのhernoのまーうは背中の上の部分についていることが多くなります。しかし、こちらには少し問題がありましてプラスチックになっている素材の部分が破損する場合があります。そうなると修理して直すしか方法がありません。そのため、そうならないようにクリーニングすることが大事になってきます。当社に到着時点ですでにプラスチック素材が弱っている時は、すぐに壊れてしまうこともあります。そういった判断は見た目だけではつきにくく、そうならないように丁寧に洗う方法しかありません。もし破損してしまった場合は、当社でお直しも可能です。しかし、できるだけ破損しないで洗えた方がいいと思います。そうならないために手洗いをして優しく洗うのが大事になってきます。こちらのヘルノダウンに関しては破損せずに綺麗に洗えました。結果がこのようになって良かったですが、実際はどうなるかは行って見ないとわからないのが現状です。プラスチックというのは厚みがあれば頑丈ですが、薄い物だとこういったことが起こる可能性があります。恐いですね。とても軽くてさまざまなところで軽量化しているのが原因かもしれません。光があれば影ができるという感じですかね。ともかく何もなく良かったです。
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こちらのヘルノダウンジャケットのクリーニングをする前によくあるケースがこのように襟の汚れです。こちらは汗なのか、ファンデーションなのかわかりかねますが、このようなケースは多く見られます。おそらく、汗とファンデーションが混じった感じですね。こういった場合は油性と水溶性を合わせて染み抜きが必要になってきます。こちらのヘルノのダウンジャケットはそのように処理をしてきました。シミというのは初めからわかっていれば対処法があるのですが、わからない場合は染み抜きの基本のやり方で順に行っていくようになります。お客様自体もシミの種類をわからない方が多いため、当社でシミを判断していくようになるのですが、当社の職人でも見るだけで判断がつきにくく、染み抜きえきを使って様子を見ながらシミを落としていくという工程で何のしみかを判断していきます。こちらのシミは油性の染み抜きでだいぶ綺麗になったのち、水溶性の染み抜きで最後に仕上げていきました。結果、綺麗にできました。このようにシミの種類は見た目だけでは判断がつかないため、そういった場合は実際に染み抜き処理していくしかありません。そうして染み抜きをした結果が今の綺麗さを保てるようになります。
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こういった細かな部分にワンポイントのおしゃれがあるのに歴史と文化を感じるのは私だけでしょうか?とても素敵な素材ですね。ナイロンの素材とは別に一線を画したベージュなデザイン。おしゃれですね。こういった素材を扱わせていただくと当社も光栄です。こういった別の素材を使うダウンジャケットが大変増えてきました。クリーニング店はいつくるかわからない災害対策をしているレスキューに似ていると感じております。さまざまな素材をメーカーさんが作ってきますが、それはクリーニングのことはあまり考えていることが少なく感じ、メインは購入するお客様に喜んでもらえるようにしていると思います。しかし、長く使うためには素材等が大事になってきます。そういったことを考えるとシンプルなデザインにしないといけない現状はありますので、難しいところではあります。こちらのヘルノのデザインもそういった複雑な素材で作られてはありましたが、クリーニングする分には特に問題はありませんでした。たまにこういった複数の素材を重ね合わせて作られたダウンジャケットがありますが、どうしてもクリーニングするとダメになってしまうものもありますので、注意が必要です。
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こちらは完成したヘルノのダウンジャケットクリーニングのその後です。綺麗にできたと思います。裏地にあるブランドネームのところも特に問題なく出来上がりました。このように綺麗にできて、良かったです。ヘルノのダウンジャケットは軽量でデザイン性があり、見えないところにおしゃれが加えられていてとても素敵な素材です。ただし、時に複雑な素材が使われており、破損してしまうケースもあります。そういう面ではそういった素材はお客様のためにも変えて行った方がいいと思います。ヘルノさんはおそらく軽量に重きを置いているので扱いが雑になるとすぐに糸引きやほつれ、傷ができやすいです。PROSHOP HIRAISHIYAではそういった素材が悪くならないように細心の注意を払ってクリーニングしているので、このように綺麗にできました。気をつけないといけませんね。このようにヘルノのダウンジャケットだけでも癖があります。各メーカーごとにこだわりがあるので、そのメーカーの癖をわかっていなくてはなりません。そうしないとただダウンクリーニングをしているだけでは綺麗にできなかったり、傷をつけてしまったり、破損させてしまったりすることがあります。
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