クリーニングから戻ったモンクレールは何を確認する?受け取り時にチェックしたい6項目
2026.10.14
「クリーニングから戻ってきたモンクレールを、そのままクローゼットにしまってしまった」「受け取ったあとに、気になる点があったかもしれないと思い出した」という経験をされた方は、少なくないのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、クリーニングから戻ったダウンは、受け取ったらすぐに梱包から取り出し、状態を確認することが大切です。見るべき点は、汚れと黄ばみ、ニオイ、膨らみ、生地と縫い目、ファスナーやボタンなどの付属品、そして預けたときの要望が反映されているか、の6つです。確認が遅れると、気になる点があっても相談しにくくなる場合があります。
この記事では、受け取り時に確認したい6項目、気になる点が見つかったときの動き方、確認後の保管の仕方を順に解説します。

◆受け取ったら、すぐに梱包を開ける理由
クリーニングから戻ったダウンは、そのまま収納せず、まず梱包から出して状態を確認します。
気になる点は、早く伝えるほど相談しやすい
当店では、クリーニング後に商品が届いたら、すぐに梱包から取り出し、商品の確認を行っていただくようご案内しています。確認が遅れると、気になる点があっても、いつ付いたものかが分かりにくくなる場合があります。
梱包の中は、湿気がこもりやすい
宅配で届いたダウンは、輸送中の梱包のなかで、湿気がこもっていることがあります。梱包を開けて風を通すことで、内部の湿気を逃がしやすくなります。
収納する前が、確認の最後のチャンス
シーズンの終わりに戻ってきたダウンは、そのまま来シーズンまで収納されることが多くあります。収納したあとでは、不具合に気づくのが数か月後になり、確認が難しくなります。
◆受け取り時にチェックしたい6項目
確認は、明るい場所で、ダウンを広げて行ってください。次の6項目を順に見ていきます。
1. 汚れと黄ばみが落ちているか
預けたときに気になっていた場所を、まず確認します。襟元、袖口、脇まわり、裾など、汚れが出やすい場所を、明るい場所で見てください。
ただし、長期間残った汚れや黄ばみは、完全には落ちないことがあります。預ける前に聞いていた見込みと照らして、確認してください。
2. ニオイが残っていないか
襟元、脇、袖口、裏地、羽毛の中の順に、ニオイを確認します。洗剤や溶剤のニオイが残っていないか、こもったようなニオイがないかを見てください。
こもったニオイは、乾燥が不十分な場合に出ることがあります。気になるときは、風通しのよい日陰に半日から1日ほど吊るして、ニオイが薄れるかを確認します。
3. 羽毛の膨らみが戻っているか
ダウンを持ち上げて、全体の膨らみを確認します。羽毛が偏って、薄い部分やつぶれた部分がないかを見てください。手で軽く触って、ふんわりとした弾力があるかどうかも確認します。
膨らみは、時間がたつと戻ってくる場合もあります。風通しのよい日陰に吊るして、様子を見てください。
4. 生地と縫い目に、傷みがないか
生地の表面に、擦れや傷、ほつれ、穴がないかを確認します。縫い目から羽毛が出ていないか、袖口や裾のゴムが伸びていないかも見てください。
預ける前からあった傷みと、預けたあとに気づいた傷みを区別するため、預ける前の状態を写真に残しておくと役立ちます。
5. ファスナー、ボタン、ワッペンなどの付属品
ファスナーがなめらかに動くか、ボタンやスナップが欠けていないか、ワッペンやタグが付いているかを確認します。最初と最後の動作確認を、ゆっくり行ってください。
付属品は、預ける前と同じ状態で戻ってきているかが大切です。預ける前にチェックしておくと、確認しやすくなります。
6. 預けたときの要望が反映されているか
預ける際に伝えた要望(気になる汚れやニオイの場所、撥水加工などのオプション)が、仕上がりに反映されているかを確認します。
伝えた内容を預ける前にメモしておくと、受け取り時に照らし合わせやすくなります。
◆気になる点が見つかったときの動き方
確認して気になる点が見つかったときは、次の順で対応してください。
すぐに写真を撮る
気になる場所を、明るい場所で撮影します。全体の写真と、気になる場所のアップの両方があると、状況を伝えやすくなります。
受け取ったそのままの状態で連絡する
自分で直したり、洗い直したりせず、受け取ったままの状態で、クリーニング店へ連絡します。自己流の対処を加えると、原因が分かりにくくなる場合があります。
いつ気づいたか、何が気になるかを具体的に伝える
連絡するときは、受け取った日、気になる場所、気づいた時期、預けるときに伝えていた内容を整理して伝えます。具体的に伝えるほど、状況を確認してもらいやすくなります。
連絡する期限は、申込み前に確認しておく
気になる点のご相談を受け付ける期間は、店ごとに異なります。当店の受け付け期間は、預ける前に当店のご案内でご確認ください。
◆預ける前に確認しておくと安心な点
受け取り時の確認を、スムーズにするためには、預ける前の準備も大切です。
預ける前の状態を、写真に残す
襟元、袖口、裾、ポケットまわりなど、汚れや傷みの気になる場所を、明るい場所で撮っておきます。預けたあとに、状態を比べられます。
気になる場所を、はっきり伝える
預ける際には、次の点を伝えると、状態に合った対応を相談しやすくなります。
- 気になる汚れやニオイの場所
- 以前の修理やリペアの有無
- 前回クリーニングに出した時期
- 撥水加工などのオプションを希望するかどうか
洗い方と対応範囲を確認する
汗は水溶性の汚れ、皮脂やファンデーションなどは油性の汚れです。どちらにも対応した洗い方かどうかを確認してください。
当店では、ウェットクリーニングとドライクリーニングの2種類で2度洗う「特殊2Wクリーニング」を用意しています。水溶性の汚れと油性の汚れの両方を落とすことができ、消臭効果が期待できる内容です。オプションですので、料金と内容は申込み前に当店のご案内でご確認ください。
モンクレールの取り扱い実績があるか
当店では、年間3,000着以上のモンクレールクリーニングを手がけています。国家資格を持つ職人が手作業でクリーニングします。
◆確認したあとの、保管の仕方
確認が終わったら、収納の準備に進みます。
風通しのよい日陰で、半日から1日ほど吊るす
受け取ったダウンは、収納する前に、風通しのよい日陰に半日から1日ほど吊るして、内部の水分を自然に逃がします。
ビニールカバーは、不織布に掛け替える
クリーニング店から戻ったダウンには、ビニールのカバーが付いていることがあります。ビニールのカバーは、結露で湿気がこもるほか、生地が黄変するおそれがあるとされています。そのまま収納に使わず、通気性のある不織布のカバーに掛け替えることをおすすめします。
湿度と温度に配慮して収納する
保管中は、相対湿度40〜50%、温度25度以下を目安にします。クローゼットの湿度が高い場合は、除湿剤を置くなど、環境を整えてください。詰め込みすぎず、防虫剤はダウンに直接触れないよう離して置きます。
◆当店にご相談いただきたいケースの判断基準
自宅で様子を見てもよいのか、当店へ連絡したほうがよいのかは、次の三つが目安です。迷ったときは、まず状態を写真に撮って当店へご相談いただくだけでも構いません。
汚れやニオイが、預ける前と変わらない場合
預ける前に気になっていた汚れやニオイが、受け取り時にも変わらず残っている場合は、早めに連絡してください。
膨らみが戻らない、または偏りがある場合
吊るして様子を見ても、膨らみが戻らない、羽毛が偏ったままの場合は、当店へご相談ください。
生地やファスナーに、預ける前になかった不具合がある場合
傷みやほつれ、ファスナーの不具合など、預ける前になかったと思われる点を見つけた場合は、受け取ったそのままの状態で、すぐに連絡してください。
◆まとめ
クリーニングから戻ったモンクレールは、受け取ったらすぐに梱包から出して、汚れと黄ばみ、ニオイ、膨らみ、生地と縫い目、付属品、預けたときの要望の反映の6項目を確認してください。気になる点があれば、写真を撮って、受け取ったそのままの状態で連絡することが大切です。
確認が済んだら、風通しのよい日陰で湿気を逃がし、不織布のカバーに掛け替えて収納します。預ける前に、状態の写真を残し、気になる場所をはっきり伝えておくことも、受け取り時の確認を助けます。
ダウンの状態に不安がある方は、お気軽にご相談ください。