スーパー防虫加工(防カビ+抗菌加工付き)について

2023.04.03

弊社のスーパー防虫加工にはこのタグが付いています。

シーズン終わりのダウンジャケットをクローゼットにしまい込む前にクリーニングに出される方も多いのではないでしょうか?

次のシーズンにいざダウンを着ようと思ったら虫食いの穴が空いていたなんて残念ですよね。虫食い穴って何?どうやって予防する?などお客様の気になる疑問に答えていきます。また合わせて高級ダウン専門宅配クリーニングのPROSHOP HIRAISHIYAで人気の追加オプションであるスーパー防虫加工(防カビ+抗菌加工付き)についてもご紹介していきます。

1.ダウンの虫食いについて

虫食いは、衣類害虫の幼虫が衣類を食べてしまうことでおこります。「我が家は新しい建物だし、綺麗に掃除をしているから大丈夫」と思っている方も注意が必要です。なぜなら、気密性が高く年中暖かい最近の家屋は人も快適ですが衣類害虫にとっても快適な環境だからです。そんな衣類害虫について説明していきます。

1−1 ダウンの虫食いとは

ダウン製品の表面は基本的に化学繊維でできているので、その場合虫に食べられることはありません。虫はウール製品の繊維を好んで食べるためダウンジャケットやコートの生地にウールが使われていると虫に食べられてしまうことがあります。また、化学繊維でつくられているダウンジャケットであっても同じクローゼットの中にウール製品があり、皮脂汚れや食べこぼしなど虫の栄養源であるタンパク質が存在すると食べられてしまう場合もあるようです。

1−2 虫の種類

日本にいる主な衣類害虫は、甲虫の「カツオブシムシ」と蛾の一種「イガ」の仲間です。細かく分けると、「ヒメカツオブシムシ」「ヒメマルカツオブシムシ」「イガ」「コイガ」の4種類があげられます。これらの害虫が“幼虫”のときに、家の中の衣類をエサにして成長するのです。

1−3 虫食いの多い季節

一番虫食いの被害が多い「ヒメマルカツオブシムシ」で、4~5月頃に大量発生します。衣類の起毛部分から、衣類の繊維が薄くなるように広範囲に食べていくのが特徴です。「イガ」は多ければ年に3回ほど発生し、「ヒメマルカツオブシムシ」より見かける機会は少ないですが鳥の羽や巣などに生息しています。衣類の1カ所を集中して食べる傾向があります。

2.ダウンの虫食いを予防するには

防虫対策で大切なのは、衣類害虫が住みやすい環境をできるだけつくらないことです。虫の活動は以下3点の条件で活発になるので、この3点をふまえた上で、防虫対策を行いましょう。

2−1 虫の成虫や卵を持ち込まない

外出先から帰ったら玄関に入る前に衣類用の専用ブラシなどでブラッシングして成虫や卵を振り払います。虫食いの原因となるコイガ、イガ、ヒメマルカツオブシムシ等は植物に集まりますので、アウトドアなどにでかけた際には特に注意が必要です。着用したダウンは綺麗な衣類と同じクローゼットにはしまわないようにしましょう。(他の衣類に虫がつくことを防ぐため)

2−2 水洗いで綺麗にしてから保管する

シーズンオフに仕舞う場合にはできれば水洗いで汚れを落としてから保管することで虫食いを予防できます。ドライクリーニングでも溶剤により原因となる虫は死滅しますが、ドライクリーニングでは水溶性の汚れ(汗など)は落ちないため、虫の栄養素である食べこぼしなどのタンパク質が残った状態になり虫の幼虫に狙われてしまう原因を残してしまうことにもなります。油汚れにはドライクリーニングが効果的な面もあるため、汚れ落ちを気にする場合には「ダブルクリーニング(ウェットクリーニング×ドライクリーニング)」というメニューもおすすめです。

2−3 防虫剤

いくら綺麗にしていても衣類害虫にとって衣類の繊維そのものが栄養源になるため、合わせて防虫剤を使用することも効果的です。防虫剤には薬剤別に無臭のピレスロイド系と有臭のパラジクロロベンゼン、ナフタリン、しょうのうに分けられます。無臭のピレスロイド系はどの薬剤と併用が可能ですが、有臭同士は併用ができませんので注意しましょう。現在は、無臭のピレスロイド系が主流です。防虫剤の中にはタンス用、衣類カーバータイプ、シートタイプなど様々なタイプがメーカーから出ています。衣類の種類や用途に合わせて使い分けると良いでしょう。

3.スーパー防虫加工(防カビ+抗菌加工付き)

高級ダウンクリーニング専門店のPROSHOP HIRAISHIYAでは、大切なダウンウェアに最適なスーパー防虫加工を追加オプションにてご用意しております。

3−1 スーパー防虫加工(防カビ+抗菌加工付き)とは

スーパー防虫加工はPROSHOP HIRAISHIYA高級ダウンクリーニングの追加オプションにて1,750円(税別)で承っております。衣類害虫が最も活発になる温度25度で3週間虫食いが防げた実証済みのプロ用防虫剤にて大切なダウンジャケットを360℃、衣類害虫から守ります。同時に防カビと抗菌の効果も期待できるため大変コストパフォーマンスの良いオプションとなっております。

3−2 防虫加工のメリット

クローゼットの中で効果を発揮する市販のクローゼット用防虫剤とは違い、防虫加工は外出先から衣類害虫を家に持ち帰ることも防ぐことができます。シーズンオフにクローゼットへ保管する際にも嬉しい、防カビや抗菌加工も合わせて効果が期待できます。

3−3 防虫加工の注意点

注意点としてはクリーニング料金にプラスして1,750円(税別)というコストがかかってきてしまうことでしょうか。防虫効果も永遠に続くわけではないので定期的に防虫加工を施す必要が出てきます。しかし、防虫せずに虫食い穴ができてしまった際の修理にかかる料金や時間に比べると防虫加工によって被害を防げるのであればけして高い金額ではないかと思います。

4.虫食いされてしまったら

当社では、モンクレールやタトラスなどの高級ブランドのウールダウンもお取り扱いしており、穴の修理のご依頼も多くいただいております。上記のお写真も、モンクレールのダウンです。防虫には気を使っていたけれどそれでも虫食いの穴ができてしまった。など虫食い穴ができてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか?高級ダウンのクリーニング、修理のPROSHOP HIRAISHIYAでご提案しているのは下記のとおりです。

4−1 かけはぎ修理

虫食い穴ができてしまった周辺の糸をほどき、一本一本織り込んで穴を塞いでいく修理方法です。ウール素材の生地はこの修理が一番自然な見た目に仕上がります。しかし、非常に高度な修理技術が必要のため修理自体を行える職人が日本中でも少なく修理に出せるところが少ないというデメリットがあります。弊社PROSHOP HIRAISHIYAではこのかけはぎ修理を受け付けております。現在たくさんのご依頼を頂いているため、お仕上がりまでお時間を頂いております。

4−2 貼り付け修理

表面がツルツルした合成繊維など、かけはぎ修理が不可能な場合は貼り付け修理もございます。修理するダウン本体の見えない部分(フードやポケットの内生地)から生地を取り出し貼り付けて修理をします。かけはぎ修理に比べ修理の跡は見つけやすいですが、比較的簡単な修理のため修理をできる修理店が多くなります。

4−3 修理はしない

虫食い穴は基本的に修理をすれば以前と変わらずに着用することができます。しかし、修理にも一定の料金がかかってしまいます。これを機に新しいものに買い替える、それほど目立たないのでそのまま着用する。などの選択肢も出てくることでしょう。虫食いの被害に一回でもあってしまった場合にはクローゼットに要注意です。成虫のみではなく卵がまだクローゼットの中に残っていると虫食いの被害を更に増やしてしまうことにもなります。クローゼットの掃除を必ず行ってください。

5.スーパー防虫加工(防カビ+抗菌加工付き)のご注文方法

インターネットとお電話、ふたつの方法でご注文ができます。今回はインターネットでのご注文方法のご紹介をいたします。

5−1まずはご注文フォームから

弊社公式サイトを開いていただき、右下に「注文フォームはこちら」というボタンがございます。ご注文フォームが開けましたら必須項目(氏名・住所・電話番号・メールアドレス・ダウン製品についてのご情報・集荷日時・納期・支払方法等)をご入力・ご選択ください。利用規約への同意も忘れずにお願いいたします。

5−2お客様の自宅へ集荷がきます(営業所へ持ち込みも可能)

ご注文フォームにてご希望の集荷日時をお選びいただくと、ご希望の日時にヤマト運輸様が集荷にお客様のご自宅にお伺いするようになります。ダウン製品の梱包・ご準備をしていただき、その場で配達員さんにお渡しください。その際、修理するお品物以外の付属品(例えばブランドのハンガー、衣類カバーなど)は入れないようにお願いいたします。弊社で管理できる物も限りがございますので、お品物がご心配な場合は不要な袋に包むなどのご協力をお願いいたします。また、営業所へ直接お持ち込みも可能です。公式サイトからご注文の際に「お持ち込み」をご選択ください。

5−3お見積もりのご案内

弊社にダウン製品が到着しましたら、到着時の状態を記録、検品後にお見積書・ご請求書をメールにてお送りしております。内容をご確認いただき、そのまま作業を進めて良い場合はお支払いをお願いいたします。クレジットカードをご希望の場合はマネーフォワードにて会員登録等なしでクレジットカード決算がご利用いただだけます。銀行振込ご希望の方は各金融機関窓口かATMからお振込みをお願いいたします。ご入金確認後、クリーニング・修理作業に移らせていただきます。お見積り・ご請求内容に不明な点がございましたらお気軽にお問合せくださいませ。

まとめ

虫喰い・防虫についてご紹介していきましたが、いかがでしょうか?春から梅雨時期にかけては衣類害虫が活発になる季節。そして冬のシーズンを終えた冬物をしまう季節でもあります。その2つの状況がかけ合わさり冬物の虫食い被害が多くなってきます。次の着用シーズンに虫食いを見つけて残念な気持ちにならないように防虫対策を行いましょう。

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