モンクレールについて

2022.08.29

ダウンの代名詞。数多くの高級ダウンをお預かりするPROSHOP HIRAISHIYAでも、お預かり数No1のブランドです。有名芸能人も愛用する、優れた機能性と多様なファッション性を兼ね備えたデザインは、国や年齢を問わず幅広い層から絶大な人気を誇ります。今日はそんなモンクレールの歴史と、簡単なお手入れについてのご説明です。 

1.モンクレールとは

国旗と同じトリコロールカラーに、国鳥である雄鶏のシルエットをあしらったロゴが印象的なフランス生まれのブランドです。モンクレールはフランス規格協会から、”キャトル・フロコン”が与えられています。これは、最高品質のダウンであることを認める証です。

1-1 モンクレールの始まり

創業当時は登山用品の製造販売を行っていました。そのころ作っていた従業員の作業用防寒着が、ダウンジャケットの原点といわれています。防寒着をさらに進化・発展させるために、フランス人初のヒマラヤ登頂に成功した、登山家のリオネル・テレイをテクニカルアドバイザーに迎え、軽量で機能的且つ保温性に優れたダウンを完成させました。

1-2 冬季オリンピックの開催

その後、多くの登山家に支持されるようになったモンクレール。1968年に、モンクレールの地元フランスのグルノーブルで、冬季オリンピックが開催されました。この大会でモンクレールはナショナルスキーチームの公式スポンサーに認定されました。この時使用された、トリコロールカラーのダウンウェアの洗練されたデザインは【モンクレール】の名を世界に響かせる大きなきっかけとなりました。

1-3 ファッションアイテムへの躍進

オリンピック以来、洗練されたデザインと美しい配色は徐々に【ファッションアイテム】として注目を集め始め、パリのセレクトショップや雑誌でも取り扱われるようになりました。

1-4 革新を続ける高級ブランド

冬物だけでなく、春夏物や靴などの多岐にわたるアイテムの展開や女性モデルへの注力も始まりました。光沢のある、スマートなデザインは一躍人気モデルに。今でもその人気は衰えることはありません。ファッションデザイナーとのコラボを行うなど、革新を続け、現代のファッションをけん引するモンクレール。デザインの進化・追及はとどまるところを知りません。

ストールがかけられたようなデザイン

2.お家でできる簡単お手入れ

大切なダウン。少しでも長くきれいに着るために、お家でできる簡単なお手入れ方法をご紹介します。

2-1 収納

クローゼットへ収納する際は、針金のハンガーや薄いハンガーではなく、肩の部分が厚くなっているハンガーをお勧めします。薄いハンガーだと、肩のラインが崩れてしまったり、ダウンの重さでハンガーが変形し、全体のシルエットにも影響してしまう可能性があります。

2ー1 着用後

着用後は陰干しして、汗などの水分を飛ばしてからクローゼットにしまいましょう。紫外線は変色を起こす恐れがあります。また、ダウンは頻繁に洗う衣類ではありません。そのため、除菌スプレーや消臭スプレーを使いたくなってしまいますが、これらはシミの原因となってしまうため、出来るだけ使用は控え、使う際は目立たないよう内側だけかけるなど、注意が必要です。シミがついてしまった場合、おうちでのケアは難しいため、クリーニング屋さんに持ち込みましょう。

3.まとめ

今日に至るまで、さまざまな進化を続け、多くの人に愛され続けるモンクレール。その魅力は計り知れません。もうすでにご愛用されている読者様、これからお気に入りの一着に出会う読者様に、これからも長く長く、モンクレールを着て頂けるお手伝いが出来たらと思います。ぜひ、クリーニングや修理など、お気軽にご相談ください。