2023/10/04

ブランド別実例カナダグース 専用クリーニング

カナダグース

今回PROSHOP HIRAISHIYA(プロショップひらいしや)でご紹介するのはカナダグース (CANADA GOOSE)のダウンジャケットでございます。当店も元々はモンクレールダウンクリーニング専門店としてオープンしたクリーニング店ですが、モンクレールダウンクリーニングに続いて多いのがカナダグースのダウンクリーニングとなっております。カナダグースのクリーニングについても数多く扱ってきた経験と知識がございますので、お客様には安心してPROSHOP HIRAISHIYAへカナダグース(CANADA GOOSE)のクリーニングをご依頼いただければと思います。カナダグースは世界一暖かいダウンジャケットと自負するダウンメーカーで、本場であるカナダでは親から子供へ受け継げるほど丈夫で品質の高いダウンジャケットを作り続けているブランドです。今でこそダウンジャケットの有名ブランドとして名前が知られているカナダグースですが、始まりは1957年にカナダの首都トロントで創業しました。元々はレインコートや、スノーモービル向けのウェアを作っていた会社で衣服に大量のダウンを重鎮出来る機械を発明し、1957年から2000年になるまで南極でも耐えられるダウンジャケットを開発をしました。その後はカナダ人初のエベレスト登頂が後押しとなり、カナダグースの名前を世に知らしめていったのです。当初は「カナダグース(CANADA GOOSE)」ではなく「スノーグース(SNOW GOOSE)」と名付けられる予定だったそうですが、進出を予定していたヨーロッパでは既にスノーグースが名称登録されていたためカナダグースに決まったという小話があります。結果的に、カナダグース(CANADA GOOSE)として大成功を収めたわけです。カナダグースは代が変わるたびに新しいことに挑戦し続け進化していった会社です。創立者の孫の代にもなると「Made in カナダ」にこだわり、様々な団体や人物とパートナー契約を結び、映画の公式ジャケットとして登場したのもこの頃です。その他にもポーラーベアインターナショナル協力してホッキョクグマの支援活動を行ったり、北極に住むイヌイット族へ生地を無償で提供するなど衣服を作るだけでは終わらないところが、世界で愛されるブランドのカナダグースです。では、今回お預かりしたカナダグースのご依頼内容をご紹介していきましょう。

クリーニング実例概要

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今回お預かりしたカナダグースのダウンジャケットがこちらです。カナダグースクリーニングと合わせて面ファスナー交換修理と袖口のリブ交換修理をご依頼いただきました。こちらのカナダグースのダウンジャケットは全体的に経年劣化である全体的な白化と着用時の汚れは見られたものの、ウェットクリーニング自体は問題なく通常メニューでのご提案させていただきました。当社が得意とするウェットクリーニング(水洗い)には洗浄力が高く黄ばみにくくなる。水溶性である汗の汚れや匂いに効果的といったメリットがあります。多くのお客様は寒くなってくるとクローゼットに保管していたダウンジャケットを使用する前にクリーニングに出す方も多くいらっしゃると思いますが、実は黄ばみやシミを付けないようにするためにはシーズン終わりにダウンクリーニングに出して頂くのがベストなタイミングです。なぜならクローゼットの中で汚れの酸化が進んでしまいダウンをクリーニングに出そうと思った時にはシミになり手遅れになってしまう可能性もあるためです。普段着用している衣類と同じで汚れたらすぐ洗う。を意識していただけると長い間ベストな状態でご使用できるかと思います。
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こちらが今回カナダグースダウンの修理依頼があった袖口リブのお写真です。リブがほどけてしまっており大きな穴が空いていることがわかります。リブのほつれが軽度な場合には縫い込み修理で穴を隠す方法もご提案できるのですが、写真のようにほつれの状態がひどい場合にはリブの交換修理をおすすめさせて頂いています。このリブのほつれというのはカナダグースに多い現象となっています。そもそも、モンクレールのダウンにはリブが使用されているデザインというのも少ないということもありますが、カナダグースの定番ダウンには必ずといっていいほどリブが使用されています。このリブが袖口から冷たい外気を中に入れない大切な役割を果たしている部分です。しかし、若干長めに設計されたリブのため擦れなどの負担がかかりやすくリブの特性上、一度ほつれてしまうと編み物のようにどんどんほどけてしまうのがデメリットです。高級ダウンの修理も多く行なうPROSHOP HIRAISHIYAでは本来のリブに近い素材で修理を行なうため違和感なく仕上げることが可能です。今回のカナダグースダウンはリブの部分を左右全て交換したため新品のような仕上がりになりました。
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続いてはこちらもカナダグースダウンに多い「面ファスナーの交換修理」をご紹介していきたいと思います。面ファスナーとは一般的に”マジックテープ”と呼ばれるものになります。マジックテープというのは商標登録の名前だというのはご存じでしたか?面ファスナーは汗や埃の影響を受けにくく、あの有名なアポロ宇宙船では宇宙服に採用されていたんですよ。そんな面ファスナーがくっつく原理は、一方の面に細かいフック(鉤)が並び、もう一方には細かいループ(輪)があって、お互いにひっかかったり外れたりするからです。フックとループと呼ばれる面の名称にはそれぞれ別の呼び方もあり、触るとチクチクするフックを別名A面またはオス、ふわふわしているループを別名B面またはメスと呼びます。面ファスナーの寿命は約100回程度の使用といわれていますから毎日着用していれば3ヵ月ほどで劣化してしまう計算になります。くっつき具合が悪くなってきたらドライヤーで少し温めると粘着力が復活することがありますので応急処置にはなりますが試してみても良いかもしれません。今回は経年劣化でほとんど粘着力がなくなっていたため面ファスナーを全て交換することになりました。
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こちらが「面ファスナー交換修理」が完了した修理箇所のお写真です。新しいものに交換を行ないましたから粘着力は新品そのものです。冬の冷気も新しい袖口のリブと面ファスナーでしっかり防ぐことができますね。今回はカナダグースの修理について2箇所のご紹介していきました。カナダグースやモンクレールダウンの修理は多くのご依頼を頂いておりますので、モンクレールダウンの修理についてもお任せください。またその他に気になる汚れ等がございましたらご注文の際に備考欄などに書いてお伝えください。商品到着後、専門のスタッフが実物を見てクリーニング方法や修理内容のご提案をいたします。また、素材によっては修理が出来ない場合やご希望以外の修理内容をご提案させて頂く場合もございますのでご了承ください。モンクレールのクリーニング専門店をお探しの際にはぜひPROSHOP HIRAISHIYAへご相談ください。モンクレールについて詳しい専用スタッフがお客様の目線に立って最適なモンクレールクリーニングについてご提案させていただきます。弊社の公式ホームページまたはお電話にてお待ちしております。最後まで読んで頂きありがとうございました
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