タトラスダウン専用オプションについて

2023.07.24

ダウンウェアには多くのブランドが存在しますが、「TATRAS(タトラス)」についてはご存知でしょうか?

TATRAS(タトラス)はイタリアミラノに拠点を持ち、そのダウンウェアは美しさとスタイリッシュさを兼ね備えたシルエットが特徴的です。PROSHOP HIRAISHIYAではTATRAS(タトラス)のクリーニングも承っており、毎年多くのタトラスダウンクリーニングを行っております。

今回はそんなタトラスダウンクリーニングとPROSHOP HIRAISHIYAオリジナルのタトラスダウン専用オプションについてご紹介いたします。

1.タトラスダウンとは

「タトラス」は2006年にスタートしたブランドで、冒頭にも記載いたしました通り、イタリアのミラノに拠点を置き、イタリア・ポーランド・日本の3ケ国のコーポレートブランドとして活動中。ダウンに限らず様々なファッションを展開しており、機能的、洗練された、唯一無二というテーマを基に造形美を追及しています。

タトラスのダウンウェア

タトラスのダウンウェアはポーランドの高品質ダウンを使用しており、過酷な寒さに耐える品質と機能を兼ね備えています。ポーランドはヨーロッパ有数のダウン産地であり、タトラスはその中でも最高品質のダウンを厳選して使用しています。テーマのひとつであるその機能性はもちろん、洗練されたスタイリッシュなシルエットはまさに唯一無二と言えるでしょう。

こちらはクリーニングを承ったタトラスのダウンウェアです。

つい着ぶくれしがちになってしまう冬。ダウンウェアを着るとさらにモコモコに見えてしまいますが、タトラスのダウンウェアであれば美しいシルエットと暖かさを兼ね備えているため着ぶくれを回避できますね!

2.タトラスダウン専用オプション

さて、ご紹介してまいりました通りタトラスのダウンウェアは機能的で美しいのが特徴です。ご愛用されている方もそういった点を気に入っている方が多いのではないでしょうか。PROSHOP HIRAISHIYAでは皆様のお気に入りのダウンウェアをできる限りきれいな状態にして長くご愛用いただけるようお手伝いをさせていただいております。

2−1 タトラスダウン専用オプション

PROSHOP HIRAISHIYAでは年間約300着のタトラスダウンクリーニングを承っております。様々なご相談が寄せられますが、中でも襟元のファンデーションや皮脂汚れを落としたいというお声が多く、そのお悩みを解消するため「タトラスダウン専用オプション」をご用意いたしました。

こちらはタトラスダウンの襟元周りに付着してしまっているファンデーションや皮脂汚れを落とすことに特化したシミ抜きのオプションです。クリーニングの前処理段階で特殊な溶剤を襟周りに付けて汚れを分解し、そのあとのクリーニングによって洗い流す工程で行っております。

こちらは実際の様子です

2−2 タトラスダウン専用オプションの注文方法

タトラスダウン専用オプションの注文方法は簡単です!

注文フォームの【ご依頼品情報の入力】の項目で[ブランド]を「タトラス」と選んでいただけると[追加オプション②ブランド専用]に「タトラスダウン専用のオプション加工」という表示が出てきます。こちらをクリックかタッチしていただくとご依頼内容に追加されるようになっております。

3.タトラスダウンクリーニング

ダウンクリーニングの前処理を行ったあとは、いよいよクリーニングへ移ります。クリーニングの種類は大きく分けて2種類あり、それぞれドライクリーニングとウェットクリーニングです。

3−1 タトラスダウンのウェットクリーニング

ウェットクリーニングは水溶性の汚れに強いクリーニング方法です。洗浄力が強く、生地の中の羽毛の汚れまで落とすことができます。(全てではございません。)ナイロンやポリエステル、綿などの素材が使用されているものであればこちらのウェットクリーニングが可能です。

タトラスのダウンウェアにはナイロンやポリエステル素材も多く使用されており、ウェットクリーニングが行われています。しかし、洗浄力が強いということはそれだけ生地に負担をかけるということでもあります。タトラスのダウンウェアは繊細なものも多いため、生地が傷んだり縫製が緩んでしまったりしないようひとつひとつクリーニングネットに入れてクリーニングを行うようにし、できる限り劣化しないように取り組んでおります。

表地がナイロン100%のタトラスダウン。ウェットクリーニング後の様子。

3−2 タトラスダウンのドライクリーニング

ドライクリーニングは油溶性の汚れに強いクリーニング方法です。逆に水溶性の汚れは落ちにくく、ウェットクリーニングと比べると些か洗浄力は弱いものです。しかし、洗浄力が弱いということはその分生地に負担をかけないということでもあります。ウールや革等が使用されているダウンは強いクリーニングができないため、すべてこちらの方法でクリーニングを行います。

タトラスのダウンウェアにはウールが使用されているものも多くあります。柔らかく肌触りの良いウールですが、水で洗って乾燥すると縮んでしまう可能性が非常に高いためウェットクリーニングをすることは好ましくありません。そのためドライクリーニングを行い、自然乾燥をさせてウールの生地が傷まないよう細心の注意を払っています。

クリーニング後のウールダウン。毛玉や羽毛が付いている様子。

また、タトラスダウンウェアに限ったことではないですが、ウールのダウンウェアは毛玉ができやすく、羽毛やごみが付着しやすいという特徴もございます。クリーニング後にアイロンをかけてからこういった毛玉や羽毛等を取り除き、きれいな状態にしてお客様へお届けしております。

3−3 クリーニング店からのワンポイント

タトラスは非常に優秀なダウンウェアが多いですが、意外と裏地の縫い目が破れやすいものでもあります。繊細な製品であるからこそ他のダウンブランドよりも注意を払って取り扱いをしておりますが、クリーニングをすることで元々弱っていた裏地の縫い目が破れてしまう場合もございます。そんなときはしっかりとお直ししてからお返ししていますためご安心くださいませ。

まとめ

さて、今回はPROSHOP HIRAISHIYAのオリジナルオプション「タトラスダウン専用オプション」をご紹介させていただきました。気になっている襟元の汚れ、放置していませんか? 汚れは放っておくとやがてシミとなり、劣化の原因となってしまうこともあります。クローゼットにしまう前は「まだこのくらいだったら大丈夫」と思っていても、いざ次のシーズンに着ようと思ったら汚れがシミとなり変色してしまっていた! なんてことになりかねません。

少しの汚れであっても軽く見ず、クリーニングへ出してできる限りきれいな状態でしまってみてくださいね。


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