2026/07/29

ブランド別実例モンクレール 専用クリーニング

モンクレール 修理

今回は、モンクレール(MONCLER)の大定番モデル「モンジュネーブル(MONTGENEVR)」についての事例をご紹介いたします。モンクレールは、登山家のためのテントや寝袋などの装備を作るメーカーとして1952年にフランスで誕生しました。ブランド名はグルノーブル近郊にある村「モネスティエ・ドゥ・クレルモン(Monestier-de-Clermont)」の略称からきています。当初は工場で働く作業員の防寒着として作られたダウンジャケットですが、その性能の高さから、1954年のK2遠征隊や、1968年のグルノーブル冬季五輪フランス代表の公式ウェアに採用されました。これにより世界的な「高級ダウンブランド」としての地位を確立しました。また2003年に現在のCEOレモ・ルッフィーニが買収して以降、機能性に加えて「ラグジュアリーなファッション性」を追求、ファッション界においても都会的で細身なシルエットをいち早く取り入れることで世界中のセレブやファッショニスタを虜にしました。現在もラグジュアリー・アウターウェアの頂点に君臨しており、直近の2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックではブラジル代表チームのユニフォームを手掛けるなど、スポーツとハイファッションを融合させた活動を続けています。そのモンクレールから発売された「MAYA(マヤ)」は、ブランドの象徴とも言える存在です。シャイニーナイロンの光沢感とスポーティーなルックスの中に、圧倒的な保温性と驚くほどの軽さを備えており、今や世界で最も有名なダウンジャケットの一つとなりました。「モンジュネーブル」は「マヤ」の後継モデルで、デザインは継承しつつ素材をウールフランネルに置き換えた、都会的で洗練されたダウンジャケットです。「光沢がありスポーティー」なマヤに対し、モンジュネーブルは「マットな質感で上品・フォーマル」な印象を受けます。ウールの質感が落ち着いた大人な雰囲気を醸し出し、カジュアルからビジネスまで幅広く活躍するアイテムとなっており、マヤ譲りの機能性とファッション性で人気を博しています。高級ダウンクリーニングの専門店「PROSHOP HIRAISHIYA」において、モンクレールは年間を通して取り扱い数が最も多いブランドです。特に落ち着いた質感と高いデザイン性で人気の「モンジュネーブル」は、ウール素材を用いたダウンの中でも多くのお客様よりメンテナンスをご依頼いただきます。

クリーニング実例概要

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今回お預かりした「モンジュネーブル」がこちらになります。深みのあるネイビーが印象的で、一目でその気品が伝わってきます。ジッパーチャームや袖のワッペンにロゴマークがあしらわれているのもまさにモンクレールらしい、アイデンティティが感じられる一着です。今回のご依頼はダウンのクリーニングと撥水加工、ほつれかけていたアニメラベルの縫い直しでした。しかし長く大切に愛用されてきたのでしょう、作業前の検品にて各所に擦り切れが見受けられ、特に袖の内側の縫い目周辺はネイビー地に白いスレ穴が目立ってしまう状態でした。このままクリーニングを進めるとスレ穴が大きく広がったり、その隙間から内部のダウンが吹き出してしまう可能性があります。そのため、クリーニング作業の前に修理を行う必要がありました。その内容をお客様にお伝えしたところ、袖の擦り切れた部分の修理についてご了承をいただきましたので、併せて作業に入ることとなりました。このように、ダウンの状態によっては追加提案をさせていただく場合がありますが、実際に行うかどうかはお客様のご予算やご希望に合わせてご判断いただけますので、どうぞご安心ください。
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こちらの写真は、袖の擦り切れている部分を拡大したものになります。このような縫い目付近は着脱や動作の際に生地への負荷がかかりやすく、どうしてもスレや穴が生じやすくなります。ウール製品の場合「穴をふさぐ」修理にはいくつかの方法がありますが、今回は「ギザ縫い修理」と「縫込み修理」の2つの方法を併用して進めてまいりました。「ギザ縫い修理」はポケット裏などの目立たない場所から当て布として同じ素材の生地を取り、修理箇所にあてがってミシンで押さえる修理方法です。主に穴が開いてしまった部分に対しての方法で、ミシンの縫い目は残りますが、色合いや場所によってはあまり目立たない仕上がりになります。縫い目に沿ってスレてしまった穴は、一度縫い目をほどき、穴を折り込むように縫い留める「縫込み修理」で対応しています。(感じ方には個人差もあるかと思いますが)縫い代を多くとるため若干の窮屈感が出たり、左右で着用感に差が出る可能性がありまが、穴を隠してしまうため修理跡はほとんど目立ちません。2つの修理方法を組み合わせ、大き目の穴を「ギザ縫い修理」で押さえ、細かなスレは「縫込み修理」で隠すように作業を進めてまいりました。
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先ほどの写真と同じ個所の修理が完了したものがこちらです。「ギザ縫い修理」によるミシンの跡もあまり目立っておらず、作業前の状態と比較しても、驚くほど自然な仕上がりになっているかと思います。またお客様のご要望であった「アニメラベル修理」についてもあわせて行いました。モンクレールのアニメラベルは、アヒルのキャラクターがダウンのクリーニングやお手入れ方法についてコミカルに説明するもので、ブランドの歴史とエスプリを感じさせるアイコンとなっています。しかし長く愛用していると、どうしてもラベルの端からほつれてしまい、最悪紛失してしまう恐れもあります。アニメラベルは破損や紛失の場合でもメーカーから取り寄せることができないため代用がききません。そのため、ラベルのほつれに気づいた際には早めの縫製修理をお勧めいたします。PROSHOP HIRAISHIYAにおける「アニメラベル修理」は、先ほどご紹介しました「縫込み修理」と同様、一度既存の縫い目を丁寧にほどいてから、元の位置に縫い直す工程となります。これにて修理作業は完了となりましたので、クリーニングと撥水加工の作業へと移っていきます。
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クリーニング作業の後はアイロンでふんわりと仕上げ、最後にもう一度検品を行います。すべての作業が完了したダウンは、見た目にもボリューム感やウールの質感が復活していることがお分かりいただけるかと思います。「モンジュネーブル」のようなウール製品はご自宅でのお手入れが大変難しいアイテムです。またモンクレールの他、カナダグースなど高級ダウンについては一般的なクリーニング店では受け付けていないこともありますので、高級ダウンのクリーニングを専門に取り扱う「PROSHOP HIRAISHIYA」にご用命ください。ホームページからご利用いただけます「無料カウンセリング」では、お客様の疑問点や心配な点について弊社スタッフがお電話またはメールにて返答いたします。その際にはお写真を添付していただきますと、より詳細なご案内が可能になります(実際の料金は実物を確認させていただいてからの判断となるため、カウンセリング時の金額とは差異が生じる場合がございます)。大切なダウンを長く着用するためにもメンテナンスは必須となります。気になる点がございましたら「PROSHOP HIRAISHIYA」へお気軽にご相談ください。
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