シーズン中のダウンのメンテナンスについて

2025.01.22

皆さんこんにちは。PROSHOP HIRAISHIYAです。

冬至が過ぎ、少しずつ日が伸びてきているのを感じますね。とはいえ、まだまだ寒くダウンが手放せない日が続いています。シーズン中のダウン、皆さんはどのようにお手入れや保管をされているでしょうか。

実は、シーズン中の使い方にもポイントがあります。

今回は、実際に聞かれるお悩みや、メンテナンスで注意が必要な点等について詳しくまとめました。ぜひシーズン中のダウンのメンテナンスの際にお役立てください。

1.ダウンに関するお悩み、ありますか?

皆さんは、今着用されているダウンについて、何かお悩みはありますか?

購入したてでケア方法に不安があったり、長年の着用による劣化に悩まれていたり、着用しているダウンのブランドや年数、デザインなどによってその内容は様々かと思います。

一例として、実際にPROSHOP HIRAISHIYAに寄せられたご相談や、ネットなどでの声をもとにいくつか挙げていきましょう。

  • 洗うだけなら自宅でもいいのか
  • 家庭で簡単にできるメンテナンス方法はあるのか
  • カバーをかけていたらカビてしまった
  • ファーのメンテナンスをしたいけれど取り扱い方法がわからない
  • 消臭スプレーや撥水スプレーは使用してもいいのか

といったように、洗い方や保管方法など様々な内容があります。

これらの内容も踏まえながら、おすすめのメンテナンス方法や気を付けていただきたいことなどをご紹介していきます。

2.おすすめのメンテナンス方法

ここからはおすすめのメンテナンス方法について、3つの項目に分けて解説をしていきます。

ダウンジャケットは、湿気や水分への対策を適切に行わないと、本来の機能を十分に発揮することが出来ません。そのため、シーズン中も雨や雪によって濡れてしまったダウンは丁寧に取り扱う必要があるのです。

悪天候によってダウンの表面が濡れてしまう事も多々あるかと思います。帰宅してから、そのまま玄関などにおいていませんか?

表面が濡れたままの状態で収納してしまうと、中に空気がこもり、カビや変色の原因になるほか、後から汚れや雨染みが浮き出てきてしまう事があります。柔らかい布でやさしく乾拭きをして水分をふき取り、風通しの良い所でしっかりと乾かしましょう。この時直射日光に当ててしまうと変色の原因となってしまいますので、乾かす場所には注意が必要です。

また、水分というのは雨や雪に限りません。汗にも注意が必要です。寒いときに着用するのでなかなか意識しないことではありますが、ダウンは保温性が高いので、着用中も汗をかきます。襟まわりや背中、脇などは特に集中しやすい部分といえます。干してる間に途中で一度裏返したりすることで表面も内側もしっかり乾かすことが出来ます。

モンクレールやカナダグースのダウンは特にファーがついているダウンが多いですね。ファーはダウンと比べて汚れが目立ちにくいことに加え、デリケートな素材であるためメンテナンス方法に悩まれる方も多いのではないでしょうか?

ファーも実はあの毛のあいだにホコリや汚れが付着しています。ブラッシングをしてあげることでホコリを掻き出すことが出来ます。ブラッシングによって毛並みが整い、ボリュームアップにもつながります。

モンクレールなどの高級ブランドダウンに使用されているファーの多くはリアルファーであることが多いです。代表的な例でいうとコヨーテやラクーン、ラビット等でしょうか。リアルファーならではの上質な風合いが魅力的ですが、当然劣化もしてきます。ブラッシングをしてあげることで毛抜けや毛の傷みなどに気付く機会も得られますので、定期的にお手入れされることをオススメします。

ダウンにキズが付いたりホコリがつくのを避けるために衣類にカバーを付けられる方も多いかと思います。この時に注意が必要なのが「通気性」です。ダウンを完全に覆ってしまうとカバーの中に湿気がたまり、カビが生えてしまう可能性があります。

カバーを付ける際には不織布が使われている物を選ぶことで、通気性を確保しながらホコリや傷から守ることが出来ます。

クリーニング後のダウンについても、仕上り時点でビニールがかけられていることがほとんどかと思いますが、こちらについても取り外した状態で保管することが望ましいです。

PROSHOP HIRAISHIYAでは仕上げたダウンを不織布が使用されたカバーにて包装し、お届けしています。

3.危険?注意が必要なメンテナンス・保管方法

ダウンはスーツなどは違い頻繁にクリーニングに出すことも難しい衣類です。シーズンオフまでは出来るかぎり自分でお手入れをしておきたいですよね。

この時、正しい方法でケアをしないとかえってダウンを傷めてしまう可能性があります。やってしまいがちなことや注意が必要なことをご紹介していきます。

軽度の汚れであれば自分で洗ってしまおうと考える方も多いかもしれませんが、モンクレールなどの高級ブランドダウンのご家庭での洗濯は非常にリスクがあります。

正しい方法で洗えていないと最悪の場合、中の羽毛や生地が傷んでしまったり、乾燥の際に羽毛が寄ってしまったりと、ダウンの機能面や見た目に大きな影響を及ぼします。PROSHOP HIRAISHIYAでも、

「一度自宅で洗ってからボリュームが目に見えて減ってしまった」

というようなご相談をいただくことがあります。我々クリーニング店であっても、モンクレールなどの高級ブランドダウンのクリーニングには非常に神経を使って取り扱っています。

外出先などで移ってしまったにおいを消したい、というときなどに使用される機会もありますよね。昨今は無香料のものや携帯用のコンパクトタイプなど、バリエーションも豊富で手軽に使えるものが増えています。

便利な一方で、使い方には注意が必要です。ダウンに対して近距離で使ってしまったり、かけすぎたりするとその部分がシミになってしまう事があります。また、場合によってはダウンについた汚れと消臭スプレーの成分が反応してダウンが変色してしまう危険もあります。使用する際には、パッケージなどに記載されている距離や量を守って使いましょう。

これは消臭スプレーのほか、撥水スプレーなどにも同じことが言えます。市販の撥水スプレーももちろん使用可能ですし効果はありますが、あまり近距離で使用してしまうとシミになる可能性があるため注意が必要です。

万が一シミになってしまった際には、ご家庭で洗濯等はせずに高級ブランドダウンのクリーニング経験のあるお店へ持ち込みましょう。

シーズン中も基本的にはハンガーにかけて保管されるかと思います。皆さんはダウンを干す際、どういったハンガーを使っていますか?

素材はもちろん、厚みについても個体差があります。

実際にダウンをいろいろなハンガーにかけてみるとわかりますが、針金タイプやプラスチックタイプの薄めのハンガーだと、肩のシルエットに沿わずハンガーの形状に合わせていびつなシルエットになってしまいます。一時的な場合はさほど気になりませんが、長時間この状態でかけていると生地の出っ張りが戻らなくなったり、ダウンが寄ってしまう可能性があります。

PROSHOP HIRAISHIYAがおすすめしたいのは<木製の厚みがあるハンガー>です。ダウンはシルエットも美しく着こなしたいですよね。細いハンガーですと肩まわりが支えきれず型崩れを起こしてしまいます。ダウンのボリュームや肩の幅、厚みなんかを意識しながら厚みを選んでみましょう。

また、木製であることをすすめるのにも理由があります。それは湿気への適正と丈夫さです。木材は湿気を吸収してくれるので、保管中は湿気からダウンを守ってくれます。プラスチックと比べて丈夫なため、ダウンの重みで曲がったり壊れたりしにくいのもうれしいポイントです。

インテリアとしてもおしゃれな雰囲気を演出してくれる木製ハンガー。無垢材を使用している物や国産の木にこだわったものなど、様々なものが販売されています。メーカーの公式ホームページのほか、お手軽な物であれば無印良品やニトリなどのお店でも取り扱っているようですので、ぜひお気に入りの1点を探してみてはいかがでしょうか?

4.まとめ

さて、本日はシーズン中のダウンのメンテナンスについて解説をしてまいりました。

さっそく取り入れられるケア方法などもご紹介してまいりました。今シーズンのケアにご活用ください。

ダウンのメンテナンスは、シーズン中はもちろんですがシーズンオフが肝心です。速やかにかつ念入りにお手入れすることでまた次のシーズンも着ることが出来ます。ぜひシーズンオフのメンテナンスはPROSHOP HIRAISHIYAにおまかせください。

当社ではホームページ内に「お問い合わせフォーム」を設けております。納期のお問い合わせや修理についてのご相談などの際にご利用いただけます。その他お電話でのお問い合わせも承っておりますので、お気軽にご相談ください。

今回の記事を読んで、当社のダウンクリーニングや過去の事例についてもご興味をお持ちいただけましたらぜひ、弊社の【実績紹介】も併せてご覧ください。こちらのページではPROSHOP HIRAISHIYAで行った様々なクリーニング・修理・染色の事例を公開しております。お手持ちのダウンと似た状態のダウンの事例が見つかるかもしれません。ご参考にしていただけますと幸いです。

PROSHOP HIRAISHIYAでは、モンクレールをはじめとする高級ブランドダウンのクリーニング取り扱い実績が50万着以上あります。それぞれの素材や汚れの特性を踏まえながら最適な方法でクリーニング・染み抜きを行っております。注文方法や現在のダウンについてご不安な部分、ダウンクリーニングの内容について確認したいことがある場合は無料カウンセリングや電話注文も承っておりますので、下記リンクよりお気軽にお問い合わせくださいませ。SNSやホームページにてクリーニング中の様子やクリーニングと併せてオススメしているオプションの紹介なども行っておりますので、ぜひ参考にご覧ください。

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また、PROSHOP HIRAISHIYAでは多くのお客様にネット注文をご利用いただいております。ご自宅でスマホやパソコンから必要な情報をご入力いただきますと、注文完了となります。集荷日時をご指定いただければ、ヤマト運輸さんが、梱包用の段ボールを持参してお客様のご自宅まで引き取りに伺います。当社到着後、作業中の進捗状況等はメールにて都度ご案内させていただいております。また、仕上がり後のダウンもヤマト運輸さんより配送されます。ご自宅で注文から受け取りまでの一連の作業が完結できるシステムとなっております。

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