ダウンを長持ちさせる3つの方法

2023.09.04

モンクレールなどの高級ブランドダウンをお持ちの方にとって、クリーニングやメンテナンス方法は非常に重要なポイントですよね。ダウンジャケットは一生ものと言われるほどの高品質なアイテムですが、正しいお手入れを怠ってしまうと、ボリュームや見た目に支障が出てしまう可能性があります。そこで今回は、モンクレールなどの高級ダウンをお持ちの皆様に向けて、ダウンを維持するための方法についてお伝えいたします。ぜひ参考にしていただき、大切なダウンジャケットを長く愛用いただければ幸いです。

1.冬に大活躍のダウンの魅力

ダウンの魅力は何といってもその優れた保温性と軽さです。冬のアウターウェアとして非常に人気があり、毎年様々なデザインが登場していますね。特に高級ブランドのダウンジャケットは、厳選されたダウンのみを使用したふっくらとしたシルエットと暖かさに加え、デザインの美しさが一層魅力的です。

特にモンクレールやデュベティカなどはフランスの規格協会から最高品質のダウンである事を認める『キャトルフロコン』(4つの羽)のマークを取得しています。これは厳しい基準をクリアしたダウンだけが取得できるものです。下記の記事にて詳細をご紹介させていただいておりますので、ぜひご覧ください。

高品質なダウンの証キャトルフロコンとは https://downjacket.pro/blog/2927/

2.ダウンを長持ちさせるには

ここで本題「ダウンを長持ちさせる3つの方法」についてご紹介していきます。長く着ていれば当然ボリュームが減ってきたり、汚れがついてしまったりしますよね。そうすると当然ダウンの本来の性能を100%で発揮することはできなくなってしまいます。出来るだけそのタイミングが来るのを遅らせたいですし、回数も減らしたいですよね。ぜひ以下の内容を参考に、ダウンのメンテナンスを行ってみてください。

2−1 自宅でこまめなメンテナンス

悪天候の中出来る場面の多いダウンは、雨や雪などにより多くの湿気を含みます。そのまま収納してしまうと後からシミになったり、ダウンのボリュームの減少の原因になってしまう可能性があります。着用後はそのまま収納せずに風通しの良いところで干し、湿気を取り除いてから収納しましょう。この時直射日光に当ててしまうと変色の原因になるので、陰干しするのがポイントです。

ダウン本体と比較してなかなか汚れに気付きにくく、意外と見落としがちなのが「ファー」です。雨でぬれたり、外の排気ガスを吸っていたりと実は知らず知らずのうちに埃や汚れがついています。そういった汚れに虫が集まり、毛の付け根部分を食べられてしまうと毛がちぎれたり抜けたりしてしまうため、ファー全体のボリューム感が損なわれてしまいます。埃を払い落としたりブラッシングすることでほこりを取り除くことが出来ますので、ぜひダウン本体のお手入れと併せて行ってみてください。

2−2 収納時の一工夫

着用シーズンまでクローゼットにしまっておく方が多いかと思いますが、実はその際の収納方法にもポイントがあります。それが服の間のスペースです。衣替えが終わったクローゼットの中はダウンやコートなどボリュームのある衣類がたくさん並びますよね。この衣類たちをぎゅうぎゅうに詰め込みすぎてしまうとダウンのボリュームの減少につながる可能性があります。ふわふわに空気を含んでいたはずのダウンが押しつぶされてしまうと、ダウンの保温性が下がってしまいます。また、ホワイトやベージュなど薄い色のダウンの横に濃い色の衣類を並べて収納してしまうと、擦れて色移りしてしまう事もあります。なるべくクローゼットは容量いっぱい使わずに70~80%くらいを目安に収納すると、トラブルを避けることが出来ます。ファーも、ダウンにつけたままにせず外して保管するとふわふわ感を維持することが出来ます。

併せて、干す際に使用するハンガーにもポイントがあります。皆さんはどんなハンガー使っているでしょうか。プラスチック製の物や木製の物、細めの物に厚みのあるものと種類も様々ですが、ダウンを干す際にオススメしたいのは「木製の厚みのあるタイプ」のハンガーです。木製ハンガーは丈夫で長持ちします。特に「ナラ材」や「タモ材」は耐久性があるのでダウンなど厚くて重みのある衣類を干すのに向いています。プラスチック製などと比べ値段はかかりますが、防湿効果や静電気が起きにくいという特徴を持っています。厚み(肩幅)のあるタイプを使う事で、ダウンの型崩れを防ぐことが出来ます。着用時のシルエットにも大きく影響するため、実は重要なポイントです。

2-3 換気はダウンにも効果あり

コロナ禍の影響でこまめな換気が習慣化してきている現在ですが、換気はダウンにも効果があります。クローゼットは日の当たりにくい場所に設計されていることが多く、熱や湿気がこもりやすい場所のため温度が上がりやすく、カビや虫が発生するのに好ましい環境なのです。服を取り出す間以外、常に閉め切っているという方がほとんどかと思いますが、それだけでは換気が十分に行われない為、意識的に扉を開けて換気を行う必要があります。お部屋の換気と併せてクローゼットの換気も行う事で、ダウンに含まれた湿気を取り除いたり虫食いのリスクを減らすことが出来ます。

番外編 プロのクリーニングと修理

ご自宅でもできる内容を主に3つ挙げてきました。ですがこれらの内容だけでダウンを長持ちさせることは難しいと言えます。その理由はダウンを着用(保管)している間に起こるアクシデントはこれだけではないからです。

袖口や脇など、擦れやすい部分から徐々に穴が広がってきてしまったり、しばらく着ない間に変色してしまったりと、ご自宅でのメンテナンスや修復が難しいトラブルもあります。大切なお洋服ですので、「早く何とかしなければ」という一心でご自身で応急処置をしようと焦ってしまうこともあるかと思います。しかし誤った方法で処置を行うと取り返しのつかないことになってしまう可能性もあります。そういった場合は、何か手を加えたりせずにクリーニング店に持ち込むことをオススメします。持ち込み時の注意点としては、モンクレールやカナダグースなどの高級ダウンの取り扱い実績があるクリーニング店に持ち込んだ方がよいという事です。モンクレールなどの高級ダウンは非常にデリケートなものですので、経験の無いお店に持ち込んでしまうと断られたり、クリーニングができてもボリュームが減ってしまったりする可能性があるため注意が必要です。

3.PROSHOP HIRAISHIYAのクリーニングについて

3−1 PROSHOP HIRAISHIYAについて

PROSHOP HIRAISHIYAは1942年(昭和17年)に創業を開始し、80年以上の歴史を持つクリーニング店です。長年の経験で培ってきた技術を活かし、モンクレールなどの高級ダウンの修理や染み抜きなども承っています。汚れや修理箇所を目視で確認し手作業にてそれぞれのブランドや素材に合わせたクリーニングや修理を行っており、多くのお客様よりご満足の声をいただいています。

モンクレールダウン修理の過去の実績

3−2 PROSHOP HIRAISHIYAのクリーニングについて

PROSHOP HIRAISHIYAでは、モンクレールやカナダグースなど様々な高級ブランドのクリーニングを行っており、作業方法は先ほどもご案内した通り手作業で行うことにこだわっております。そのため、他のクリーニング屋さんより仕上りまでお時間を頂戴しております。繁忙期は特に、駆け込みでのご依頼なども集中するため、さらに発送までお時間がかかることが予想されます。仕上りをお急ぎの方向けに「特急コース」もご用意しております。それぞれの納期につきましては下記のURLにてご案内させていただいておりますので、併せてご覧ください。

【納期について】https://downjacket.pro/schedule/

これからお客様のもとへ発送されるダウンたち

当社のクリーニングはオプションなどのサービスも種類が豊富です。消臭加工や防虫加工などの特殊加工もご用意させていただいています。その中でも「超撥水ウルトラ加工3α」は人気が高く、当社人気No1のオプションとなっております。モンクレールなどの高級ブランドダウンは非常に繊細なので、「特殊加工」という事で見た目に影響したり風合いが変わる可能性を懸念される方もいらっしゃいますが、当社で使用している溶剤などについては、そういった風合いや見た目への変化はございませんので安心してご依頼ください。

他にもそれぞれのブランドの特色に合ったオプションもご用意させていただいており、「モンクレール専用オプション」(アニメラベルの縫製)や「カナダグース専用オプション」(白化部分の染色)などは大変ご好評いただいております。モンクレールのアニメラベルはラベルの縁のすぐ近くで縫われている為、ほつれや剥がれが起きやすいです。モンクレールのアニメラベルは万が一剥がれて紛失してしまったり色あせてきてしまった場合でも、新しいアニメラベルへの取り換えを行うことはできません。これはモンクレールへ修理を依頼した場合でも同じです。少しでも長くダウンとしての性能、そしてブランド価値を維持して着用していただけるよう、様々なサービスをご用意しております。

当社は「ネットでのご注文→自宅まで集荷→発送→メールでお見積りご案内→仕上り後ご自宅へ発送」とご注文から仕上がりまでのやり取りがすべてご自宅で完結いたします。とても便利である反面、ご不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。本当に預けて大丈夫だろうか…。きれいになって帰ってくるだろうか。そういったお声をいただくこともあります。当社ではお客さまのご不安を少しでも減らし、安心してお任せいただけるようこまめな進捗状況のご案内やSNSにて作業風景の公開も行っております。モンクレールは特にお預かり件数の多いブランドですので修理や染み抜き、染色の事例も多数掲載しております。また、Youtubeではモンクレール・カナダグースの作業工程を前処理から仕上げまで、公開させていただいております。ぜひご覧ください。

【モンクレールダウンクリーニング 潜入調査】

4.まとめ

さて、今回はダウンを長く着るための方法について、そしてPROSHOP HIRAISHIYAのダウンクリーニングについて、モンクレールの過去の修理事例とともにご説明させていただきました。モンクレールなどの高級ダウンは特に、クリーニングに出すことに対して「ちゃんと汚れは落ちるのか」「ぺしゃんこになってしまったりしないだろうか」、というような不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実際、過去にクリーニングに出したけれどボリュームがなくなって帰ってきたことがあるため、怖くてクリーニングに出せないというようなお声をきくこともあります。PROSHOP HIRAISHIYAはクリーニング実績通算50,000着以上。モンクレールを中心に様々な高級ブランドのダウンクリーニングの経験がございます。確かな技術でふっくらツヤのあるダウンをお届けします。

注文方法や現在のダウンについてご不安な部分、クリーニングの内容について確認したいことがある場合は無料カウンセリングや電話注文も承っておりますので、下記リンクよりお気軽にお問い合わせくださいませ。SNSやホームページにてクリーニング中の様子やクリーニングと併せてオススメしているオプションの紹介なども行っておりますので、ぜひ参考にご覧ください。

【無料カウンセリング】https://downjacket.pro/contact/

(該当箇所の画像等添付いただくとご案内がスムーズです)

【ご注文フォーム】https://downjacket.pro/order/

【電話注文】0243-24-9292 受付時間:午前10:00-12:00/午後13:00-17:00[休日]土・日

(ネット注文は24時間いつでも注文可能)

【インスタグラム】https://www.instagram.com/proshophiraishiya/

(過去の修理事例や工場でのクリーニング作業の様子を毎日投稿しています)

【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCUWwpmQ7rzJOLZGlasUCaxQ/featured

モンクレールとカナダグースのダウンクリーニング(洗濯~仕上げ)中の様子を社長のわたなべの解説付きで公開中。その他にもクリーニングについての情報やモンクレールの特徴など、クリーニングに関する役立つテーマが盛りだくさんです。