創業75年のクリーニング店であるPROSHOP HIRAISHIYA（プロショップひらいしや）ではモンクレールダウンのクリーニングを数多くご依頼いただいております。今回は当店のモンクレールクリーニングで人気NO.1のオプションである「モンクレール専用」の“アニメラベル補修”についてご紹介していきたいと思います。

１．モンクレールとは

１−１モンクレールの歴史

moncler(モンクレール)の歴史は長く、1952年にフランスの郊外で創業され登山用のテントやシェラフなどの装備品を製造するメーカーでした。従業員のために着る寝袋のような防寒具を開発したことがモンクレールのダウンジャケットの始まりという微笑ましいエピソードもございます。その後、そんな従業員のことを大切にしていたモンクレールですが、フランス人で初めてヒマラヤ登山に成功した登山家のリオネル・テレイをアドバイザーとし本格的にダウンジャケットの開発に力を入れ始めます。リオネル・テレイがアドバイザーになったことでより登山家のニーズにあったダウンウェアの開発が進み、モンクレールは1954年にはイタリアのカラコム登頂隊にダウンウェアを提供し、1964年にはアラスカの遠征隊にもダウンウェアを提供するなど、モンクレールはダウンウェアのパイオニアとして名前が知られる事となりました。当初のダウンジャケットはいかに寒い極地でも耐えられる保温性を重視して作られているものがメインでしたが、最近では一般人向けのタウンユースのダウンジャケットを多く出しています。

１−２モンクレールダウンの特徴

モンクレールダウンの大きな特徴は「軽く」「暖かい」「デザイン性」。モンクレールダウンが最高峰のダウンウェアと言われる理由として使用されている素材の品質の高さがあります。ダウンジャケットにはダウンと言われる「羽毛」とフェザー「羽根」の2種類が詰め物として使われています。ダウンとは水鳥の胸のあたりから採れる軸をもたない綿毛のことで、宙に舞うとなかなか手では掴むことが出来ないような軽い羽毛です。吸湿性と保温性に長けており、希少な羽毛です。モンクレールダウンに用いられるのはグース（ガチョウ）とダック（アヒル）の2種類の水鳥の羽毛です。陸鳥に比べ羽根が柔らかく上質な水鳥のダウンは希少な羽根でこの点からもモンクレールダウンは高級品という事がうかがえるでしょう。

１−３モンクレールダウンの価格帯

モンクレールの公式サイトではジレと呼ばれるベストのようなダウンウェアで１５万円～２０万円。ショートダウンジャケットで２０万前半～後半。ロングダウンジャケットにもなると２０万円半ば～３５万円ほど。公式サイト以外の個人輸入サイトや大手ECサイトなどでは割安で販売されている印象ですが、人気のモンクレールは１～２万円ほどしか変わらない場合が多く、型落ちや正規品かの判断もつかない場合もあるので実店舗または公式サイトでの購入をおすすめします。

２．モンクレールのクリーニング方法

購入した方も着用後のメンテナンスについて悩まれる方も多いのではないでしょうか。モンクレールダウンの専用クリーニング店PROSHOP HIRAISHIYAでは日々たくさんのお問い合わせを頂きます。実はモンクレールのような高級ダウンジャケットは破損などのトラブル防止の為、一般的なクリーニング店では受付さえしてくれない場合も。そんな中、当店では地元で創業して７５年の知識と経験を強みに高級ダウンのクリーニングに特化した宅配クリーニングを行っております。クリーニング方法をご紹介します。

２−１ウェットクリーニング

「ウェットクリーニング」というのは「水洗い」で行うクリーニング方法です。汗の汚れやニオイ、食べ物の汚れなど水溶性の汚れをすっきりと落とすことができる事がメリットです。ダウンジャケットはその保温性の高さから汗をかきやすく表面上は汚れが分からなくても、中に詰められているダウン（羽根）は酷く汚れていることが多いのです。ニオイの原因ともなるのでウェットクリーニングで効果的にすっきりと洗うことができます。

２−２ドライクリーニング

水溶性の汚れに効果的なウェットクリーニングに変わって、脂溶性の汚れに効果的なクリーニング方法が「ドライクリーニング」です。水より軽いとされている有機溶剤で洗う方法で「衣類に優しい」とされているクリーニング方法です。よって、型崩れや色落ちがしにくいといった点がメリットですが、ウェットクリーニングの方が汚れ落ちは実感しやすい傾向にあります。また、ウール素材や動物性のファーなどはドライクリーニングでのみ洗うことが出来るのでドライクリーニングの一択となります。

２−３Ｗ（ダブル）クリーニング

通常は「ウェットクリーニング」または「ドライクリーニング」のどちらか１つクリーニングになりますが、オプションで「W（ダブル）クリーニング」がございます。「Wクリーニング」というのはウェットクリーニングとドライクリーニングで２回洗うクリーニング方法です。ウェットクリーニングとドライクリーニングには双方にメリットとデメリットがございますが、この方法でクリーニングを行えばウェットクリーニングでは落としきれなかった「脂溶性」の汚れや、ドライクリーニングでは落としきれなかった「水溶性」の汚れをお互いに補って綺麗に仕上げる事ができます。汚れやニオイが特に気になる場合にはおすすめのクリーニング方法です。

３．モンクレール専用オプション

モンクレールダウンのクリーニングを多くご依頼頂くPROSHOP HIRAISHIYAではブランド毎に特別な「専用オプション」をご用意しております。モンクレール専用オプションとして「アニメラベルの縫製修理」を行っております。

３−１アニメラベル縫製修理とは

モンクレールの専用オプションで当店人気No.１の「アニメラベル縫製修理」です。モンクレールダウンの内側の多くにはアニメラベル（またはコミックラベル）というアヒルのキャラクターの４コマ漫画がデザインされたラベルが付いています。このアニメラベルはモンクレールダウンの顔ともいえるほど、大切にされる方が多いラベルです。しかし、そんな希少なアニメラベルですが繊細に縫製されているため着用時の擦れで取れてしまうことも。ラベルを紛失してしまった場合でもモンクレール正規店では補修してくれないため、外れかけたラベルは修理専門店での縫製修理をおすすめします。

３−２アニメラベル縫製修理の方法

外したラベルをそのまま縫い付けるだけと思う方もいるかと思います。しかし、そのままミシンで縫い付けてしまうと裏の生地(ダウンジャケットの表面)まで縫ってしまうことになります。必要な部分のみに縫い付けるには経験豊富な修理の担当が手縫いで縫い付けていきます。実は簡単そうにみえて手間のかかる修理になります。

３−３アニメラベル縫製修理の値段と納期

モンクレールダウン専用の縫製修理はオプションとなっており、税込で3,960円(2023年2月現在)です。納期についてはご依頼時の混雑状況やその他のオプションにもよりますが、アニメラベル縫製修理のみだと仕上がりまで2週間～1ヶ月前後お時間を頂いております。ダウンクリーニングなどその他のご依頼がある場合には1ヶ月～1ヶ月半ほどお時間を見ていただきますようお願い致します。詳しい納期についてはお問い合わせいただければと思います。

４．その他のおすすめオプション

PROSHOP HIRAISHIYAではモンクレールダウン専用オプションである縫製修理の他にも様々なオプションをご用意しております。様々なオプションからおすすめのオプション３つをご紹介します。

４−１超撥水ウルトラ加工3α

濃度100％の消防署認定の超撥水液を丁寧に手作業で加工していきます。当店のYou Tubeでは実際に撥水効果がどのくらいのものなのか実験をした動画を載せております。バケツの水を被っても超撥水ウルトラ加工3αを施したダウンジャケットが水滴をみるみる弾いていく姿をご覧いただけます。

４−２プレミアム抗ウイルス抗菌加工

生地上のウイルス99.9％低減抗菌・防臭効果プラスの加工。既にウイルスが付着しているものに対しては生地上の99.999％のウイルスを低減させる効果があります。今後ウイルスが衣類に付着しても短時間でウイルスを死滅させる抗ウイルス作用が加わります。

４−３特殊２Wクリーニング

油溶性と水溶性２つの汚れに効果を発揮するWクリーニングです。通常クリーニングは素材によってウェットクリーニングまたはドライクリーニングのどちらかで洗います。Wクリーニングはウェットクリーニングとドライクリーニングの両方で２回洗うオプションです。ウェットクリーニングでは汗や匂いなど水溶性の汚れを落とし、ドライクリーニングで油性の汚れを落とすことが出来るので一段と綺麗にすることができ、汚れがひどい場合や清潔さにこだわる時にはぜひおすすめのオプションです。

まとめ

モンクレールダウンのクリーニングを多くご依頼頂くPROSHOP HIRAISHIYAではお客様のお悩みに寄り添い、モンクレールダウンの様々な修理から専用のオプションまでご用意しております。オプションにつきましては組み合わせてつけることも可能でございます。気になるものがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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