ノリさんのタメになる知識④(自宅保管編)
2022.03.29
春になると衣替え、衣替えといえば春と言った具合に、着なくなった衣類をしまうのに一苦労する時期かと思います。
自宅で衣類を保管する上で気をつけていきたいポイントがいくつかありますので、それらを年間保管数1000着以上誇るプロの目線でアドバイスさせていただきたいと思います。
1.自宅で保管する上での注意点4つ
自宅保管する上で、注意するべきポイントは下記になります。しかし、それ以前に衣類についた汚れをしっかり取ることが大切になってきます。できるだけ水を使って洗うことが大切になってきます。また、クリーニングに出した後のものはビニールから出して置くことも大切です。それでは注意するべきポイントを見ていきましょう。
①湿度
湿度は衣類にとって大敵です。こちらを気にしないで放置しておくとカビの原因になります。これは衣類にとってもっとも大敵ですので、ご注意ください。
対策としては、風通しのよいお部屋に置くこと、クリーニングから帰ってきたらまずはビニールを外して通気をよくしてあげることが大切になってきます。
②光
光とは太陽光や蛍光灯のことです。これらは衣類を変色させる原因となりますので、ご注意ください。特に年中光が当たる場所におくとかなりの確率で変色します。
対策としては、日陰におくことと、蛍光灯の光があたらないところに保管しておくことです。
③温度
温度変化の激しい部屋に保管しておくと、それだけで湿気の原因になり、カビが発生しやすくなります。また、衣類の大敵である虫食いということが起こりえます。これらは高温の部屋であればあるほど虫は発生しやすく、虫食いの原因になります。そのため、温度は気温20度~25度、湿度60%以上を避けるようにしてください。
2.自宅保管のまとめ
保管はこれらのポイントを抑えておけば、かなりの確率で来年も気持ちよく着れると思います。特に盲点なのはクリーニング屋さんに出したからと安心して保管しても、虫食いや変色やカビも起こるということです。これは、クリーニング屋さんによっては洗浄力が弱い洗い方をして、一見きれいに見えても実は裏地は汗まみれなんてこともあるからです。特に量販店ではまとめて大量に洗い、安く済ませているところも多いので、そうなると汚れが落ちないで出すなんてことはよくあることです。そうならないためにも信頼のおけるクリーニング店に出してから保管することが大切になってきます。すべてが安かろう悪かろうではないと思いますが、そういったお店選びも大切なポイントとなります。そうしないと汚れによる変色やカビや虫食いが起こってしまいます。
それでは快適なライフをお過ごしください。