ファスナー・ボタン交換修理について

2022.03.11

ファスナーとボタンの交換はリペアご依頼の中でも大変多くなっております。修理する上では方法として2つあり、もっとも多いご依頼が代替え交換という方法となります。では実際にファスナー(スライダー)修理とボタン修理をそれぞれご説明いたします。

1.ファスナー・スライダー交換修理

ファスナー修理には大きくわけて以下の二通りあります。

①ファスナー交換修理・・・ファスナー本体を含むファスナーに関わるすべての部分を代替え交換する

②スライダー交換修理・・・持ち手の部分のみを代替え交換する

以下、画像を元に解説していきます。

①ファスナー交換修理

①ファスナー交換修理

こちらはファスナーに関わるすべて(取っ手からチャック部分等)を代替え交換する方法です。《画像の囲んだ部分全体です》この方法を行うことにより、ファスナーが閉まらなくなった問題等をお直しすることが可能です。

②スライダー交換

②スライダー交換

こちらは持ち手(スライダーといいます)の部分のみを代替え交換する方法です。写真でみてもらうとわかるとおり、ファスナー本体とつながっている金属部分はとても細いので、よく取れてしまうことがあります。そういった時に、代替えで似たようなスライダー(持ち手)を探して取り付ける方法です。あくまでスライダー部分のみなので、つながっている本体の破損の場合はファスナー交換となります。

2.ボタン交換修理

ボタン交換修理は、その名の通り、ボタンが破損してしまった場合に代替品を使って交換となります。なるべく元の形や風合いと似たようなボタンを探して取り付けいたします。

ボタン交換修理

3.純正品交換修理(メーカー代行)

こちらを行うお客様は極端に少ないのですが、ファスナーもスライダーもボタンも純正品でお直しする方法です。純正品はそれだけではメーカーさんも販売しておりませんで、メーカーさんに直接送ってお直ししてもらう方法となります。そのため、当社でも純正品はてにはいりませんので、お客様の代わりにメーカーさんに修理依頼をかけるという方法となります。当社で受けるのが少ないのはお客様ご自身でご注文される方が多いのかもしれません。できればお客様ご自身で頼まれたほうがいいかと思いますが、どうしてもの方はご相談ください。