ホワイトダウンに発生する謎の黒染み

2022.01.17

PROSHOP HIRAISHIYAでは数多くの白いダウンのクリーニングを多く受付しています。その数、年間約1,000着。その白いダウンですが、実はクリーニング屋さん(PROSHOP HIRAISHIYAだけかもしれません)泣かせだったということはご存知ですか!?

年間1,000着以上受付するホワイトダウン

その理由は、中の羽毛(ダウン、フェザー)によるものです。羽毛は天然の鳥の毛のため、自然界で付いた汚れとみられるものがクリーニング後に内からにじみ出てきたりすることがあります。そういったものが、シミになり、もしくはシミのように見えて表面化して現れます。その他に、ホワイトダウンはクリーニング後の乾燥時に輪染みになりやすく、その部分が黄色いシミとして表面化して現れることが多いです。

クリーニング後に表面化してきたシミ(一見、ボールペンのように外から付いたようにみえます)

こういったことからホワイトダウンは、クリーニング前にはなかったはずのシミがクリーニング後に出てくるという予期せぬことが起こり得る素材です。そのため、PROSHOP HIRAISHIYAでは要注意生地として取り扱っており、ホワイトダウンをクリーニングする場合はそういった予期せぬシミに対しても徹底して落として行くために、そういったシミが落ちるまで何度かクリーニングや染み抜きを行ってきれいになるまで何度もやり直ししております。本来ならば、クリーニング前にわかって対応したいところですが、内から出てくるシミに関しては予想ができないため、どうしてもクリーニング後に状態を見ての対応となってしまいます。こういったことから、ホワイトダウンのクリーニング料金は他のお色と比べて工程が多くなるため他のお色に比べて料金を増して頂いております。ご理解とご了承のほどよろしくお願いいたします。

多いときで4回以上洗い直しをかける場合もあります。