2025/12/17

ブランド別実例モンクレール 専用クリーニング

モンクレール

こちらはモンクレールのダウンジャケットになります。襟の部分にはモンクレールお馴染みの毛皮ファーが付いているタイプです。このタイプはモンクレールさんに限らず数おおく販売されているタイプですが、品質の面で言うとモンクレールさんがその中でも群を抜いてこだわっております。昨今では物価高騰の影響もあり、値上がりしておりますが、モンクレールのダウンジャケットもそれに漏れず、高級ダウンも多く値上げしております。こちらのモンクレールのダウンジャケットは値上がりする前の製品と見られます。こちらのダウンジャケットは前にポケットがついており、さらに毛皮のファーが付属されております。また、作りは人工素材を使用しており、天然のものより長持ちして長い間使用することが可能となっております。モンクレールさんは天然素材も人工素材も満遍なく作成しており、どちらを選ぶかはお客様の選択となります。素材によって長持ちするものもあれば、そうでないものもあるため、長く使用したい方にとっては素材選びはとても大事となってきます。また、素材だけでなく、消耗品と呼ばれるファスナーやボタンも長期間使用すると劣化が始まってきたりしますので、注意が必要になります。一見、素材の方が金属部分のファスナー等より弱い印象を受けますが、そうではなく、金属部分の方がより弱くなっております。その理由は金属部分は疲労が溜まりやすく、強い接触回数を重ねるためです。こちらのモンクレールダウンジャケットはその点、しっかりしていたので、今後も使用し続けられると思いますが、いつかそうなる日がきます。当社ではそうならないように日々、そういった部分のカバーを忘れずに行います。話は戻り、こちらのダウンジャケットの色も茶系ということで、鮮やかなダウンジャケットですね。モンクレールさんにしか出せない色合いだと思います。当社ではたくさんのダウンジャケットを扱わさせていただきましたが、こちらの色合いはモンクレールさんの真骨頂のような感じがいたします。こう言った独特な色合いが楽しめるのもモンクレールさんだと思います。こちらのモンクレールをクリーニングしていきます。まずは全体の写真撮影です。検品担当の者がモンクレールのクリーニング前の状態を記録に残すため、約30枚以上の写真を記録に残していきます。これはクリーニング前と後では状態に変化が起こったりするからです。それを記録に残すことにより、よりいいサービスを提供できるようにしています。

クリーニング実例概要

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写真を撮り終わったら、カルテを作成していきます。カルテはモンクレールダウンジャケットのクリーニング前の状態を作成していきます。細かく作っていくと15分ほどかかります。これをしっかり作ることにより、クリーニング前後の比較が可能となります。クリーニングは衣類に負荷を多少なりともかけるため、クリーニング前と後では状態が変わることはよくあります。こちらの茶色のモンクレールのダウンジャケットはそのようなことがなかったのですが、このクリーニング前の工程では念入りに写真からカルテから作っていきます。そうして、何人かの手に渡って二重、三重のチェックすることにより漏れがなくなっていくわけです。そうして、カルテ作成が終わったあとは移動して、見積もりと流れていきました。見積もりはこちらのダウンの状態を見て、ダウン診断士が一点ずつ最適なクリーニングや修理のご提案をさせていただいております。こちらのダウンはそのような要望がなかったため、通常のクリーニングを進めていきました。ここでもし、破れや穴あき、ほつれ、シミがあった場合は診断士よりお客様にご提案をさせていただいております。普通に落ちると思っているシミでもなかなか落ちないものもありますので、ご提案は難しい場合がありますが、できる限り綺麗な状態でお届けできるように努めております。
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普通に落ちると思っているシミでもなかなか落ちないものもありますので、ご提案は難しい場合がありますが、できる限り綺麗な状態でお届けできるように努めております。こちらの茶色のモンクレールダウンは襟元にご覧のようにファーが付いているため、通常のモンクレール製品とは変化したクリーニング方法になります。プロショップひらいしやのメインの洗い方はウェットクリーニングですが、こちらの場合、ファーを取り外してクリーニングすることが可能なため、外してクリーニングしていきます。ファーには二種類があり、人工と天然のがあり、こちらは天然と素材になります。基本的にモンクレールさんの素材は天然のものが多く、そう言った場合は水洗いとドライクリーニングとに分かれます。こちらの製品はドライクリーニングが妥当だと判断しファー部分のみドライクリーニングで行いました。お客様の品物の状態を見て、ドライクリーニングかウェットクリーニングか判断します。汚れや素材、その他いろいろで判断が分かれますので、それが当社の得意とする部分になります。こちらの製品はとても状態がよく、水洗いして壊れるリスクを避けるため、このような判断とさせていただきました。
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こちらの茶色のモンクレールダウンジャケットはボタンの色味も独特で素材もプラスチックような作りになっておりました。茶色い素材に合わせて、ボタンの色も焦茶のような感じになっております。こう言ったボタンが壊れないようにボタンの保護をしながらクリーニングしていきます。保護と言ってもボタンを保護するだけでは十分ではなく、洗い方の強度、一点ずつ保護して洗う等の工夫もしながらクリーニングしていきます。こちらのダウンジャケットはボタンは何もなく無事に仕上がりました。たまにボタンが欠けたりしてしまことがありますが、そう言った場合のほとんどはボタンの経年劣化によるものです。そうなってしまうといくら保護しても割れてしまったりするのですが、今回はそのようにならずすみました。クリーニング後は自然に日陰ぼしで乾くのを待ちます。いきなり乾燥機に入れてしまうとダウンが劣化してしまう恐れがあるために自然に乾かして劣化やダウンを守った状態で行うのが大事になってきます。そして、安全に乾いた後に乾燥機で軽く回して、ふっくら感を出していきます。そうしてふっくら仕上がったダウンはその後アイロンがかけに移行して全体的に綺麗にしていく工程に移ります。
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アイロンはシワを伸ばすだけではなくてテカリも加えられるという点があります。素材によりますが、こちらのダウンは熱を加えることによりより、輝きを増していく素材です。そのためにその工程を行なって行きました。クリーニング前にはこのように袖口にシミができたりしておりましたが、部分的に染み抜き処理することにより、綺麗にすることができました。そして、クリーニングを終わってアイロンがけをしますが、そちらは素材の本来の風合いを取り戻すために人間の手で一点ずつ職人がアイロンがけをして行きます。そして、綺麗になった状態で包装へ移ります。また、包装前にさらに一手間かけるのひらいしや流です。検品専門の検査員がダウンの最終チェックを行います。オプションのつけ忘れがないか、綺麗になっているか、シミシワがないか等をチェックします。この段階で引っかかったものは再度前工程に戻ってやり直しして行きます。そして最終検品を抜けたのがこちらのモンクレールジャケットになります。このように何重にもチェックすることにより、最高の状態でお客様へお戻しさせていただいております。そして、ようやく包装になりましたら、ダウンを不織布という特殊な素材でカバーして完成となります。今回もとてもうまくいったと思います。
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