2024/05/29

ブランド別実例モンクレール 専用クリーニング

モンクレール

こんにちは。宅配モンクレールクリーニングでお馴染みのPROSHOP HIRAISHIYAです。今回の実績紹介でご紹介させていただきますモンクレールダウンは元々はブラックカラーのモンクレールダウンです。こちらのモンクレールダウンは比較的年代物のモンクレールダウンですが、モンクレールダウンの参考標準価格は20万円前後とダウンジャケットを扱うブランドの中でもトップを争う高級ダウンブランドと有名ですね。お預かりしたこちらのモンクレールダウンはシンプルで使い勝手の良いダウンコートとなっています。モンクレールのダウンジャケットのコレクションに「モンクレール LONGUE SAISON(ロングセゾン)」というシリーズがあることはご存じでしょうか?こちらのモンクレールダウンコートの内側にも「LONGUE SAISON」のタグが縫いつけられています。「LONGUE SAISON」を 直訳すると「長い季節」という意味。 このシリーズはダウンパックを使用せず、直接ダウンを入れることで軽量化を図っています。 薄くても最高級のダウンとフェザーを使用しているため暖かい。ダウンフェザーを黄金比の割合で詰めたハーフロング丈のダウンコートです。シンプルなモンクレールダウンなのでニットやカットソーの上に羽織ったり、幅広いシーズン活躍します。文字通り長い季節で着用することができる画期的なダウンコートなのですね。しかし、こちらのモンクレールダウンはかなりの確立で変色するんです。今回お預かりしたモンクレールダウンも例外ではなく変色しておりました。変色の仕方としては色あせたようにオレンジっぽくなったり、緑色に変色してしまう場合もモンクレールダウンを多く扱わせていただく弊社ではかなりの数の変色を見てきています。変色は生地自体が劣化して起こる現象で、そもそも文字通り生地の色が変わっているので、元の色に戻すことはできません。そうなると、変色したまま着用するかということになるのですが変色の状態が著しく、広い範囲が変色しているのであればPROSHOP HIRAISHIYAの”全体染め”もおすすめです。この”全体染め”というのはその名の通りモンクレールダウンの全体を染料で染め上げていくメニューとなります。全体を染めあが得ることで新しいダウンのような仕上がりに。早速、今回お預かりしたモンクレールダウンの全体染めをご紹介していきたいと思います。

クリーニング実例概要

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こちらが、今回PROSHOP HIRAISHIYAへご依頼のあったモンクレールダウンコートです。このタイプのモンクレールダウンは内側にLONGUE SAISON(ロングセゾン)という文字のタグが付けられています。直接ダウンを入れることで軽量化を図っているためとにかく軽くて暖かいこちらのダウンコートは元々はブラック色で変色やよごれが分かりにくいお色味でもございました。しかし、こちらの写真を見ると襟元がうっすらと緑色に変色していることがわかモンクレールダウンに限らず、ヘルノなどの高級ダウンブランドも変色が気になるというご相談を度々頂いております。こちらのモンクレールダウンも襟元のあたりの変色が一番強く、しっかりと見ていくと全体的に変色が進んでいる状態でございました。変色の原因としては汗やよごれなど様々なことが考えられるのですがモンクレールダウンでよくある変色の原因としては、モンクレールに多く使われているナイロン繊維は光(紫外線)に弱く、光を長時間浴びると酸化されて黄変色します。太陽光による紫外線はもちろんのこと、気を付けて保管していたモンクレールダウンであっても蛍光灯の光でも日焼けは進行してしまいます。
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光による変色の予防には暗い場所であるクローゼットやタンスに入れ、光が当たらないようにすることが一番です。この光が当たることによっての変色や退色は変色が分かりやすいベージュだけではなくブラックでも実は起こっています。今回のブラック色のモンクレールダウンの場合ですが、ぱっと見て分かりにくいお色味にはなりますが、変色しないわけではないので注意が必要です。ブラックも変色するとオレンジ色になったり、灰色にすすけたようなお色になっていきます。ブラックの場合で変色が軽い場合には”部分染め”や”補色”をお勧めする場合もございます。部分染めや補色は同じようなお色を調合し、部分的に色を載せて変色や退色を目立たなくさせていくメニューです。他にも変色の原因としてあげられるのが日常的なガスによる化学変化によってナイロンの染料が分解され変色・退色することがあります。また、日常的なガスが酸化防止剤と反応することにより変色をもたらすということも。これは、高級ブランドだから丈夫に作られているとか変色しないということは一切なく変色や退色は起こりうる現象となります。しかし、モンクレールのような高級ダウンは変色後も着用したいということもあるでしょう。
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今回の全体染めはブラックへの染め替えをご希望頂きました。染めの実績で何度かお話をさせて頂いていますが、モンクレールダウンに限らず全てのダウン染め替えは基本的に元のお色よりも濃いお色での染め替えが必須となります。例えば、ベージュから黒などは素材にもよりますが比較的色が入りやすく色むらが目立ちにくいケースが多いです。しかし、元が黒のダウンをベージュには変えることは出来ません。ベースが白というのも意外に色が入りきらないので黒に仕上げたくてもグレーががってしまいます。元のダウンは縫製される前の生地の段階や糸の段階で色が定着しておりますので染まりきらない色味や染まり上りがイメージとは違う場合もございます。染め替えについては中のダウン(羽根)も一緒に染めていくためその点もご理解を頂いた上でのご依頼をお願いしております。今回は変色による色むらがあったものの綺麗な色に仕上げることが出来ました。ぜひ、一度PROSHOP HIRAISHIYAにご相談ください。地元で創業80年の老舗クリーニング店である弊社はモンクレールクリーニングにはじまり、モンクレールダウンの修理や染めまで数多くのオプションが可能です。
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お仕上がりはこちらになります。綺麗なブラック色に染め上げることが出来たかと思います。今回のモンクレールダウンはワッペン等が付いていないモデルでしたが、PROSHOP HIRAISHIYAの染め替えはモンクレールダウンのワッペンやタグなど染め上げたくない場所は取り外しが可能です。(別途料金がかかります。)しかし、モンクレールダウンのエンブレムはウール素材で出来ているため染料との相性が良い意味で悪くそこまで染まり切ることはないのですがカナダグースのブランドワッペンはポリエステル素材を使用しているため染料に染まりやすく色がはっきりと変わるので注意が必要です。心配な場合には取り外しをお勧めいたします。モンクレールダウンのパイピング部分も同じ染料で染め上げるため写真のようなお色味になります。ぜひ、モンクレールダウンの染め替えをご検討の方の参考になれば幸いです。以上で、モンクレールダウンをベージュからブラックへ染め替えのご紹介を終わりたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。弊社では様々なモンクレールダウンのご相談を頂いております。何かございましたらお気軽にご相談ください。
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