2024/05/10

ブランド別実例モンクレール 専用クリーニング

モンクレール

今回ご紹介するPROSHOP HIRAISHIYAのモンクレールクリーニングはこちらのモンクレールのホワイトダウンコートです。モンクレールクリーニングと合わせて気になる部分の”特殊しみ抜き”をご依頼いただきました。こちらのモンクレールダウンコートは【Moncler ACCENTEUR GIUBBOTTO(モンクレール アクセンチュア)】というモデルで発売されたのは2018年頃のモンクレールダウンです。雪のように濁りのない真っ白なホワイトカラーがとても上品なモンクレールダウンですね。重厚感のあるシルバーのウエストベルトが付いておりウエストマークするだけで女性らしいシルエットが素敵なお品物です。そんな高級ダウンといえばモンクレールの名前がすぐに出てくる方もいれば、名前だけはなんとなく聞いたことがあるという方もいらっしゃるでしょう。実はモンクレールの歴史は長く、今でこそパリのミラノに本社を置くモンクレールですが、1952年にフランスグルノーブルの郊外で創業されました。創業時の地名の「モエスティエ・ドゥ・クレモン」の頭文字をとってブランド名である”モンクレール”とつけたそうですよ。当時はテントやシェラフなどの登山用品を作る会社だったモンクレールですが、働くスタッフの防寒用に作成した手足を出せる寝袋を作ったことがモンクレールのダウンジャケットの起源とされています。その後、フランス人としてヒマラヤ登頂を成功したリオネル・テレイをアドバイザーとして迎え、極地の探索隊へダウンジャケットを提供するなど一気にダウンジャケットのブランドとしてモンクレールは名前が知られることになりました。今のようにタウンユースなダウンウェアが発売されたのって意外にも最近なんですよね。そして、毎年モンクレールクリーニングに出される方が一番多く、購入から2~5年程経ってくるとモンクレールダウンのよごれが気になり初めてクリーニングの相談をされる方も意外にも多くいらっしゃいます。衣類に付いたほこりやよごれはよごれが付いてすぐに、綺麗に落とす事がダウンを綺麗に長持ちさせるポイントにもなりますので、ぜひPROSHOP HIRAISHIYAへご相談いただければ幸いです。今回はモンクレールダウンのホワイトカラーのクリーニングに合わせて”特殊しみ抜き”はどのように洗いあげていくのかや注意している点などご紹介させて頂きます。

クリーニング実例概要

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では早速、お預かりしたモンクレールのダウンコートを見ていきましょう。こちらのモンクレールのダウンコートは【Moncler ACCENTEUR GIUBBOTTO(モンクレール アクセンチュア)】というモデルです。モンクレールの【Moncler ACCENTEUR GIUBBOTTO(モンクレール アクセンチュア)】というと艶がないマットな質感のテクニカルナイロンという生地を使ったモンクレールダウンです。モンクレールで同じような艶なしのテクニカルナイロンを使用したものだと、他にも定番のモンクレールダウンで「FLAMMETTE(フラメッテ)」が有名ですね。モンクレールダウンはジャストなサイズで着用することが性能を最大限に活かせるため00~6(日本でいうXXS~XXXL)までサイズ展開があります。日本人向けの小さめなサイズは人気があり毎年品薄です。モンクレールのダウンジャケットの内側には、アヒルの漫画が描かれたラベルが縫い付けられている事をご存じでしょうか。このラベルは「コミックラベル」や「アニメラベル」とも呼ばれ、モンクレールのダウンジャケットの洗濯方法をイラストで表現しています。
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今回は”モンクレールクリーニング”と”特殊しみ抜き”をご依頼を頂きました。お客様から事前に無料カウンセリングで各所に油染みのようなものが付いてしまったということをお伺いしておりました。実際にPROSHOP HIRAISHIYAにお品物を送っていただき、クリーニング師の資格を持つ職人が実際に目で見て確認をして最終的なモンクレールクリーニングのご提案をさせて頂いております。今回のモンクレールダウンにつきましては簡易染み抜きでは落ちきれない”油染み”ということで進めていくことになりました。油染みが目立っていた裾部分へ染み抜きの前処理をしてウェットクリーニングをしていきます。今回の裾よごれはお客様がよごれが付いた経緯をお話していただけましたのでピンポイントでよごれにアプローチをすることが出来ました。油性の汚れでしたので弊社オリジナルの油性用しみ抜き剤を使って落とすことが出来ました。溶剤と合わせて使うのは超音波ガンといって目には見えない振動で繊維の中からよごれを引き離すことが出来るプロ用の装置です。この超音波ガンは気を付けて使用しないと生地を傷めてしまう恐れもあるので経験を積んだ職人のみが使うことを許された装置です。
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こちらが”特殊しみ抜き”が完了し、ウェットクリーニングが完了したモンクレールダウンです。生地の痛みを最小限に綺麗に落とすことができました。外出先でモンクレールダウンに油染みを付けてしまったときはなるべく早い対処法が必要となります。なぜなら、油染みは油溶性のシミで、水に溶けにくく冷えると固まるため固まってしまうと水洗いではなかなか落ちません。さらには時間が経つほど繊維と結合して落ちにくくなるため、油染みをつけてしまったら、外出中でもすぐに応急処置することが大切です。はじめにティッシュペーパーで固体を取り除き、油分を吸い取ります。次に食器用中性洗剤を叩き込むと比較的簡単に落とすことができます。この時に水洗いをしてしまうと食器用洗剤の効果を発揮できないので水でぬらす前に行なうことが一番のポイントです。汚れがなかなか落ちないと、ゴシゴシこすりたくなりますが、逆に油が繊維の奥に入り込んだり、生地を傷つけたりすることがあります。優しく揉み洗いや押し洗いをするように気を付けてくださいね。しかし、モンクレールダウンのような高価なお品物だと自分で対処するのが難しいこともあるかと思います。その時にはぜひ弊社へご相談ください。
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モンクレールダウンのクリーニングが完了しました。ホワイトカラーの衣類はよごれが目立ちやすく相談をよく頂くのですが、実はクリーニング店でもホワイトカラーのモンクレールダウンは慎重にクリーニング作業を進めていかないといけないデリケートなお色です。ホワイトカラーのダウンコートに限らないのですが、ウェットクリーニングを行なうと黒い点のようなものが浮かび上がる事例を多く経験しております。この点というのは中に詰められたダウン(羽根)に関するものなのですが、弊社の信念として最高に綺麗な状態でお客様の元へお返ししたいのでこの”黒い点”とやむなく戦わなければなりません。また、生地を傷めないように慎重に工程を進めなければならないので長い時にはひとつのホワイトダウンに数時間取られてしまうことも少なくありません。それほど手間を惜しまずに仕上げたモンクレールダウンをお客様に喜んで頂ける事を私共もとても嬉しく思います。ウェットクリーニングが得意なクリーニング業者を探し弊社のPROSHOP HIRAISHIYAを見つけご相談頂くことが多くございます。弊社のウェットクリーニングは自信を持ってご提供させて頂いておりますのでぜひご相談ください。
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