2023/12/06

ブランド別実例モンクレール 専用クリーニング

モンクレール

こんにちは。モンクレールダウンの宅配クリーニングPROSHOP HIRAISHIYAです。ご紹介するお品物はモンクレールのダウンジャケットでお色はブラック、光沢感のあるダウンジャケットです。商品ラインとしてはモンクレールダウンの最高峰とも言われる人気モデル”エベレスト(EVEREST)”かと思われます。モンクレールダウンのエベレスト(EVEREST)は、モンクレールの代表的なダウンジャケットです。ブランド初期の頃からラインナップされていた「ベニス」というモデルを原型としており、身幅や袖幅を細身にしてファッション性を高めたモデルとなっております。その他にも、モンクレールダウンの”ヒマラヤ”というモデルにも似ており違いとしては”エベレスト(EVEREST)”は収納式のフードとなっており必要がないときにはフードをしまうことでスタイリッシュな印象を与えることが可能です。またモンクレールの”エベレスト(EVEREST)”は元祖ショート丈となっており大きめなモンクレールのブランドワッペンが腕に付けられていることも魅力です。歌手で俳優業もこなす木村拓哉さんがこの”エベレスト(EVEREST)”を着用してコマーシャルに出たことでも有名で世間で人気の出るきっかけひとつとなりましたね。しかしながら、この”エベレスト(EVEREST)”は2006年ごろに廃番となり現在はプレミアムダウンとして扱われています。もちろん廃番なので公式オンラインでは購入することが出来ませんので、オークションサイトや古着を扱うお店での購入することになります。実は、この”エベレスト(EVEREST)”は数年にわたり少しづつ仕様が変わっていることはご存じでしょうか?モンクレールのダウンジャケットはグース(ガチョウ)とダック(アヒル)の2種の水鳥の羽毛を使用しており、そのなかでも胸元の柔らかい綿毛のことをダウンと呼び、羽根に近い部分をフェザー呼びます。現在のモンクレールであれば、ダウンとフェザーを9:1の割合で詰めているのが一般的ですが”エベレスト(EVEREST)”の初期モデルで木村拓哉さんが着用していたものは貴重なダウン100%となっており”エベレスト(EVEREST)”の中でもこの初期モデルは大変なプレミアムな価値が付いているということです。そんな貴重なモンクレールダウンについて紹介していきますのでお付き合いいただければ幸いです。

クリーニング実例概要

1
こちらが、今回弊社でお預かりしたモンクレールのダウン”エベレスト(EVEREST)”です。光沢のある生地がより一層の高級感を漂わせるこのモンクレールダウンですが、表面の生地に使われているのはモンクレールが独自に開発した生地ナイロンラケです。ナイロンラケというのは極細のナイロン糸を打ち込み本数を多くして織り上げたのち、ローラープレスをかけることで表面を艶々に仕上げた素材です。一般的に裏地用として使われていた艶感のあるナイロンを、表生地として使えるように改良したものが”ナイロンラケ”でございます。元々は通気性を確保しつつダウン抜けを防止するための生地でしたが、昨今では高級感のあるダウンを象徴する生地としてその存在を確立させました。この艶感といえばモンクレール。とイメージする方も多いのではないでしょうか?日本では木村拓哉さんがCMで着用したことにより、一躍人気を博したモンクレールダウンですが、そんなモンクレールを模して量産品のダウンが作られたことも記憶に新しいですね。今回はモンクレールダウンのクリーニングと合わせてスナップボタンの修理もご依頼いただきました。では、修理箇所を見ていきましょう。
2
こちらが、モンクレールダウンの襟、上から二番目のボタンが本体ごと外れてしまってることがわかります。取れたしまった場合にも汎用品での修理が可能です。そもそもスナップボタンの構造はドーナツのような形の凹パーツの中心の穴に2本の針金が付いており、対になっている凸パーツの突起を両側から挟んで固定する仕組みです。 そのため、針金の片方が取れたり、針金がゆがんで開きっぱなしになったりすると、閉まらなくなってしまいます。スナップボタンは、専門用語で主にバネホックと呼ばれています。長く愛用するとホック部分は傷んできます。固くなってうまく開かないスナップボタンを外そうと思いきり引っ張ると、本体ごと生地がちぎれてしまうため十分注意しましょう。モンクレールダウンのダウンに限らず、スナップボタンは全て消耗品となっており経年劣化は逃れることができません。これはファスナーやボンディング加工などにも言えることなのですが、大体3~4年で経年劣化が始まります。一般的なダウンに比べてモンクレールダウンの素材は高品質の物を使用しているため長持ちする傾向にはありますが、基本的には数年で経年劣化することを覚えておくと良いでしょう。
3
モンクレールダウンのスナップボタンを取り付けることが出来ました。PROSHOP HIRAISHIYAではなるべく元のモンクレールダウンについていたスナップボタンに似たものをご用意させて頂いております。汎用品のためモンクレールダウンの型押しは入ってはおりませんが、違和感のない仕上がりになっています。モンクレールダウンでスナップボタンが付いているモデルは今回お預かりした”エベレスト(EVEREST)”のほかにレディースで定番人気の”HERMINE(エルミン)”などがあげられます。表面にスナップボタンが出ているものはモンクレールダウンでは以外にも少なかったりします。モンクレールダウンのスナップボタンも例外ではなく経年劣化の進む部品ですから、取れてしまったり咬み合わせが悪くなってきたりということが起きてきます。PROSHOP HIRAISHIYAへご相談を頂ければ、交換修理が可能ですのでご安心くださいね。またこのスナップボタンは塗装が剥がれてくることもまれに起こります。その際には以前モンクレールダウン実績紹介した塗装修理も行なえます。気になる方はスナップボタンの塗装修理を紹介した記事をご参考頂ければ幸いです。
4
今回お預かりしたモンクレールダウンの”エベレスト(EVEREST)”の修理が完了しました。PROSHOP HIRAISHIYAでは修理が完了次第モンクレールクリーニングを行なっていきます。もちろん、修理の際にかなり手を触れてしまうため修理後にクリーニングするということもあるのですが修理後にクリーニングから最終仕上げ、検品まですることで修理後の一定の強度を確かめることもお客様の大切なモンクレールダウンを修理する立場として必要不可欠だと思っております。モンクレールダウンの”エベレスト(EVEREST)”は弊社自慢のウェットクリーニングが可能でございます。モンクレールダウンは保温性が高く「Tシャツ一枚で真冬を乗り越えられるダウン」としても有名な高級ダウンです。気温や服装によってはモンクレールダウンを着用中に汗をかくことも少なくありません。汗などの水溶性のよごれ、においに抜群の効果を発揮するウェットクリーニングがおすすめです。モンクレールダウンをお持ちの方でそろそろクリーニングに出したいけれど、どこに出して良いかわからないという方には一度PROSHOP HIRAISHIYAをお試しいただければと思います。
ダウンのご注文 無料カウンセリング