2023/02/15

ブランド別実例モンクレール 専用クリーニング

モンクレール

今回ご紹介するPROSHOP HIRAISHIYAの実績はmoncler(モンクレール)の専用オプションで人気のアニメラベルの補修になります。モンクレールのダウンジャケットの内側にはアニメラベルといってアヒルの4コマ漫画のようなイラストのラベルが縫い付けられているのをご存知でしょうか。このラベルですが、モンクレールダウンの顔といってもいいほど貴重で大切にされている方が沢山いらっしゃいます。しかし、4方向を囲むように縫い付けているだけの繊細さでなんと言っても「糸がほどけやすく、外れやすい」そんなラベルなのです。中に着た衣服と擦れやすい部分に縫い付けられているため、特に糸がほどけやすいのではないかと推測します。モンクレールである証のアニメラベルが簡単に取れてしまうように取り付けられているのはお客様からしてもご不満な部分かと思いますが、クリーニング屋泣かせでもあるこのラベル。他のクリーニング店では洗っている最中に外れてしまい紛失した事例もあると聞いております。当モンクレールの宅配クリーニングでお馴染みのPROSHOP HIRAISHIYAでは、モンクレールのアニメラベルの儚さを熟知しているため検品時にはアニメラベルの有無と状態を必ず確認するように指導されております。外れかけているようなものはクリーニング時に外れてしまわないようピンで留めてクリーニングをするようになります。今回は外れかけたアニメラベルを再度縫製し修復するモンクレールダウンの専用オプションのお話です。まず、はじめにモンクレールのブランドについてご紹介していきたいと思います。モンクレールの歴史は長く、今でこそパリのミラノに本社を置くモンクレールですが、1952年にフランスグルノーブルの郊外で創業されました。創業時の地名の「モエスティエ・ドゥ・クレモン」の頭文字をとってブランド名である”モンクレール”とつけたそうですよ。当時はテントやシェラフなどの登山用品を作る会社だったモンクレールですが、働くスタッフの防寒用に作成した手足を出せる寝袋を作ったことがモンクレールのダウンジャケットの起源とされています。その後、フランス人としてヒマラヤ登頂を成功したリオネル・テレイをアドバイザーとして迎え、極地の探索隊へダウンジャケットを提供するなど一気にダウンジャケットのブランドとしてモンクレールは名前が知られることになりました。

クリーニング実例概要

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では早速、お預かりしたモンクレールのダウンジャケットを見ていきましょう。こちらのモンクレールのダウンジャケットは「MAYA(マヤ)」というラインかと思います。モンクレールのMAYA(マヤ)というと光沢のあるナイロンラケという生地を使ったものがモンクレールの定番ダウンジャケットで有名ですが、実は光沢を抑えたマットタイプも人気です。こちらはマットタイプのモンクレールダウンのMAYA(マヤ)になるかと思います。そもそも、MAYA(マヤ)という名前はモンクレールダウンの長年の定番であった「HIMARAYA(ヒマラヤ)」を進化させたモデルで2009年に発売になりました。当時では珍しいスタイリッシュなダウンジャケットの登場に驚いた方も多いはずです。MAYA(マヤ)の特徴は太めのボーダー状にステッチを効かせた、着ぶくれしないほどよいボリューム感。モンクレールではジャストなサイズで着用することが性能を最大限に活かせるため00~6(日本でいうXXS~XXXL)までサイズ展開があります。サイズ展開が豊富なので自分の身体にぴったりなモンクレールを選ぶことができます。日本人向けの小さめなサイズは人気があり毎年品薄です。
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モンクレールのダウンのラインであるMAYA(マヤ)ですが、左肘にポケットがついているのも特徴です。筆者は残念ながらモンクレールは持っていないのですが、このポケットに何を入れるのかいつも気になっていました。もし、こちらの記事をお読みの方で「こんなものを入れるためのポケットですよ」というものがあれば教えていただきたいです。話がそれましたが、今回はダウンのクリーニングと修理を同時にご注文でしたので汚れが目立っていたひじ部分へ染み抜きの前処理をしてウェットクリーニングをしていきます。はじめに書いたようにアニメラベルが取れないようにピンをして洗っていきます。また左肘に取り付けられているウール生地で出来たモンクレールのエンブレムが入ったワッペンも前処理をしていきます。ウールは黄ばみやすく、素材自体が黄ばんでしまっている場合は汚れではなく劣化による「変色」なので溶剤で白くなることはありません。気になる汚れや染み抜きがある場合には当サイトの無料カウンセリング又はご依頼フォーム記入時にお気軽にどうぞ。素材にあった染み抜き方法をご提案させていただきますのでご安心下さい。今回の袖汚れは水性の汚れで落とすことが出来ました。
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こちらが外れかけたモンクレールのアニメラベルの写真です。薄いナイロン生地の素材にぐるっと囲むように縫われているだけなので着用時の摩擦で比較的簡単にほつれてきてしまいます。また、ラベル自体の生地も端の方からほどけてきてしまうので早めに修理をしないと縫い付ける面がなくなってしまいます。モンクレールのダウンジャケットの顔ともいってよいアニメラベルですが、お手入れの仕方を可愛らしいアヒルが説明してくれています。上の段が「洗い方は簡単!」からはじまり「優しい洗剤で洗う」「よくすすいで・・・」ときて最後は「風通しの良いところで乾かします」となっています。この内容では分からないくらいシンプルな説明ですね。下の段は汚してしまった場合はドライクリーニングに出してください。といった内容になっています。実は海外向けの衣類表示タグと日本向けにつけられた衣類表示タグでは表示内容が違うのはご存知でしょうか。そのどちらもが一緒に取り付けられており、本家の衣類表示タグはクリーニングが可能と記載があっても日本語で記載してあるタグにはドライクリーニングやウェットクリーニングはしてはいけない表記になっていたりするのです。
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保守的な表記になっているのが日本後の表記の印象ですが、そのお手入れ方法では匂いや汚れをしっかり落とすことは出来ないのでお客様はウェットクリーニングが得意なクリーニング業者を探し当店のPROSHOP HIRAISHIYAを見つけご依頼頂くことが多くあります。さて、アニメラベルの修理ですが外れてしまったラベルをそのまま縫い付ければいいといった簡単なものではありません。既製のままミシンをかけてしまってはアニメラベルの裏側も全部縫い込んでしまうので、一度ダウンジャケットを分解し、縫い付ける布部分を取り出してからアニメラベルを縫い付けます。その後に分解した元のダウンジャケットを縫製し直すので結構な手間や時間が掛かります。縫製には修理の専門的な技術を持つ職人が行っているので安心してご依頼下さい。こちらの写真が今回のモンクレールダウンの専用オプションであるアニメラベルの修理内容が完了したお品物の写真になります。外れてしまったアニメラベルが手元にある、外れかけているアニメラベルは当店での修理が可能です。モンクレールの人気追加オプションであるアニメラベルの修理をクリーニングと合わせてぜひ、ご依頼下さい。
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