2022/12/14

ブランド別実例モンクレール 専用クリーニング

モンクレール

こちらは先日お客様からご依頼のあった珍しいベビーピンクのモンクレールダウンになります。PROSHOP HIRAISHIYAはモンクレールダウンのダウンクリーニングが大変ご好評を頂いており、このような珍しいデザインのモンクレールダウンをお預かりすることも多々ございます。柔らかいピンクの色合いがとても素敵なお品物ですが、このような淡いお色ですとやはりお客様が気になってくるのが黒ずみなどの汚れかと思います。ホワイトのモンクレールダウンもそうですが、大体の方はカウンセリング時に首元の集中シミ抜きをご希望されます。こちらのお客様も首元の汚れと背面のシミ、全体的にくすみが気になるということでご依頼を頂きました。モンクレールダウンで多いのが薄いナイロン生地のデザインですが、今回お預かりしたこちらのダウンも例外ではなく薄いナイロン生地のモンクレールダウンとなっていて機能性は抜群で暖かいと人気ですね。このようにデザイン性が高いモンクレールダウンだと仕方のないことなのですが、買った当初の綺麗な状態の時は良いのですが、しばらく着ていくうちに汚れが気になり目立ってきた際にどうしよう。とメンテナンスに悩まれる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。モンクレールダウンのホワイト系はとても人気がありで私自身も憧れるお色味です。モンクレールダウンなどのダウンジャケットの汚れにもおすすめなのがウェットクリーニングといって水洗いの手法です。水洗いが良いと聞いてご自宅の洗濯機で洗ってしまうのはNGです。知識や技術なく水洗いをしてしまうと、最悪の場合ダウンジャケットとしての役割を果たせないほどの姿になってしまいます。特に高級ダウンといわれるモンクレールダウンは使われている素材が特殊であることが多いため通常の一般的なクリーニング店でも扱うのが難しいとされています。せっかく高級ダウンを購入したのに使い物にならなくなってはショックも大きいかと思います。そのようなことにならないようウェットクリーニングに関して知識があり信頼できる専門店へのご依頼をおすすめいたします。メンテナンスにお困りの際はモンクレールダウンのウェットクリーニングで数多い実績を持つPROSHOP HIRAISHIYAへご相談ください。それぞれのモンクレールダウンに適したクリーニング方法をご提案させていただきます。では早速ご紹介していきましょう。

クリーニング実例概要

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こちらのお写真はお客様から当社へ到着したばかりのモンクレールダウンになります。お客様からPROSHOP HIRAISHIYAへモンクレールダウンのクリーニング依頼が入ると宅配業者がお客様のご自宅まで梱包用の資材を持って集荷に伺いますので自宅にいながらご依頼が完結して便利です。梱包されPROSHOP HIRAISHIYAの宅配センターに届くとお客様の登録したメールアドレスに到着メールを入れさせて頂きます。お急ぎの場合は特急として速やかに検品作業へ入ります。今回お預かりしたモンクレールダウンはクリーニングと全体のシミ抜きがご依頼でしたので検品スタッフがシミ抜きの箇所や破損の有無を確認していきます。モンクレールダウンのクリーニングで気をつけている中のひとつとして、モンクレール特有のアニメのラベルの縫製が繊細でとても外れやすく、またクリーニング依頼時にはすでに取れてしまっている場合も多く見られます。クリーニング時に紛失しないよう止めたり、取れかけている場合や取れてしまったラベルもモンクレールダウン専用のオプションで縫い付け補修も可能です。今回はそのような所見は見当たらなったのでご要望のクリーニングに入っていきました。
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お客様のご要望の襟元の黒ずみ除去のクリーニング前のお写真がこちらです。一見そこまでひどい汚れはないように見えますが襟元の首が当たる部分がライン状に薄茶色く汚れてしまっています。また女性用のモンクレールダウンに多いのがファンデーションなどの化粧品汚れです。首まわりは化粧品による油分汚れと皮脂による汚れでダブルで汚れてしまいます。その場合まずは職人の手作業で前処理を行って行きます。この工程は手仕上げにこだわるPROSHOP HIRAISHIYAのひと手間です。汚れの内容や素材によりますが、今回は化粧品などの油分と判断しましたので45℃~50℃のお湯に溶いた専用の油性用洗剤をつけて専用のブラシでブラッシングしていきます。お湯を使う理由は油分が溶け出しやすく生地を傷めない温度が45℃~50℃だからです。手作業で時間はかかりますがこのひと手間で仕上がりが目に見えて違ってくるのでとてもやりがいのある工程になります。今回は極めて汚れが目立っていた襟元部分と背面に合ったシミを前処理と超音波の出る機材を当てて落としていきました。この時点で7割ほど目に見える汚れは落とすことが出来ます。
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こちらが仕上がり後の同じモンクレールダウンの襟元になります。目立っていた襟元の黒ずみ汚れが綺麗にくすみがなくなり本来のワントーン明るい色味を取り戻すことが出来ました。モンクレールダウンの生地は薄いナイロン素材なので全部を機械まかせでシミ抜きをしてしまうと関係のないところの生地を傷めてしまったり、最悪の場合は穴が開いてしまうこともございますので状態を見ながら落としていきました。生地やシミの内容によってこれ以上は生地を傷めてしまうと判断し、完全に取りきれない場合もあります。極力はご要望の状態まで近づける努力はしておりますが、素材を見ての判断になりますのでその点はご了承をお願い致します。今回は写真のように綺麗に落とすことができました。背面にあったシミは油性シミ用の処理では落ちないと判断し、水性シミ用の処理で落とすことが出来ました。このようにひとつの衣類でも箇所ごとに汚れの成分が違うことは日常茶飯事です。地元に創業してから75年が経ちました。地域密着で長らくクリーニング店を営んでいる当社は様々な汚れに対応できるようになりました。最短ルートで綺麗な状態にできるよう今日も研究を重ねています。
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こちらの写真が仕上がり最終工程の検品を控えたモンクレールダウンです。ダウンクリーニングする前に比べると全体的に本来の色であるベビーピンクへワントーン明るい仕上がりになりました。モンクレールダウンクリーニングをすることにより着用する過程で羽毛がねてしまいボリュームダウンして見えていた印象がダウンクリーニングをすることによりふっくらとボリュームが復活しました。このボリュームを復活させるにはクリーニング店ならではの業務用の大きなドラム式乾燥機が活躍します。ウェットクリーニングで水洗いをした後、生地を傷めないよう一度自然乾燥で生地を落ち着かせドラム式乾燥機に入れます。乾燥機を回す際に、特別なボールを一緒に入れ空気を叩き入れながら乾燥させます。すると羽毛が立ち上がりふっくらとした仕上がります。乾燥させたあとは高温の蒸気がでるアイロンで熟練のスタッフが手作業でシワを伸ばし完成です。買った当初のようなハリが戻り今年の冬も暖かくお過ごしいただけるのではないでしょうか。ぜひ、気になった方はお気軽に公式サイトまたはお電話でお問い合わせください。ご依頼スタッフ一同心よりお待ちしております。
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