ダウンにカビが生えてしまったら

2025.07.25

皆さんこんにちは、PROSHOP HIRAISHIYAです。

梅雨入り・梅雨明けは例年数日差があるものの、おおよそ1か月から1か月半が梅雨の期間となっています。

1か月と聞くとあっという間に過ぎていくような気もしますが、すぐれない天気とどんよりした空はどうしても気分も落ち込んでしまいますね。

さて、本日はダウンの梅雨対策についてご紹介いたします。

1.カビの繁殖原因は湿度だけ?

まず初めにカビの繁殖原因について解説をしていきます。ダウンの保管に際してありがちな状況などについてあげていきますので、自身の保管状況などを踏まえながらぜひご確認ください。

カビが繁殖するのはある条件が整ったときです。

その条件のポイントが湿度です。カビは湿度が60%を超えると活動し始め、70%を超えると繁殖が急速に進行するとされています。日本は温帯、そして四季のある気候ということで、湿度の変化も著しいです。特に5月ごろからの梅雨の季節は湿度が高くなりやすく、湿気がとどまりやすくなります。室外室内いずれも湿度が高くなることに加え、収納スペースは空気が滞留しやすいため、湿度が高い環境に陥りやすくなります。

意識的に換気をするなど、空気の入れ替えをおこなわないと湿度を60%以下に保つことが難しくなります。サーキュレーターを回したり窓を開けて、しっかりと空気の入れ替えをおこないましょう。

湿度のほかに注意が必要なのが、食べこぼしなどのよごれです。食べ物に含まれる糖質、タンパク質、脂質は、カビの餌になってしまいます。

カビにも種類があり、食べ物によって生えてくるカビも異なります。パンなどに生える黒カビと、みかんなどに生える青色のカビは種類が違います。

食べこぼしによる汚れは、調味料などの液体の付着のほか、食材などの固形物も付着していることがあります。こういった付着物がカビの餌となってしまうのです。汚れがダウンに残っていると、カビに適切な繁殖環境に加えて栄養源まで揃ってしまうので、カビの繁殖が盛んになってしまうリスクがあります。

また、人の肌から分泌される皮脂も、カビの栄養源となってしまいます。これは皮脂の主成分が「トリグリセリド」という脂質でできているためです。また、汗にはたんぱく質も含まれているため、肌が直接触れる部分は注意が必要です。

カビは気温が低い場所や乾燥した場所に弱いです。気温や湿度をきちんと管理しておくことで、カビによる被害を減らすことが出来ます。

カビは【高温】【多湿】【密室】この三つがそろう環境をとても好みます。どこからが高温・多湿に当たるのか具体的な数字を挙げると、20~30℃の気温で70%以上の湿度のある場所です。さらに細かい条件を挙げると25~28℃が最もカビの生育に最適な環境で、湿度80%以上で一気に繁殖が進むとされています。6月から9月は特に湿度が高く、場所によっては7月頃は90%近い湿度になる日もあります。この90%という数字はあくまで外の湿度となります。

換気のポイントは、空気の通り道を作ることです。せっかく換気をしていても、たくさん物が詰まっていると空気の流れを止めてしまうため換気の候率が悪くなってしまいます。

2.PROSHOP HIRAISHIYAのダウンクリーニング

ここからはPROSHOP HIRAISHIYAでのダウンのクリーニング方法についてご紹介していきます。現在、クリーニングに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

PROSHOP HIRAISHIYAでは、ウェットクリーニングを採用しています。ウェットクリーニングは汗よごれに効果絶大です。ダウン着用中も意外と汗をかいており、襟周りなどには汗やよごれが蓄積しています。これらのよごれは水溶性のため、ウェットクリーニングで落とすことが出来ます。

ウェットクリーニングは、羽毛についている油分を残したまま洗い上げることができます。そのためダウンの性能を維持したままクリーニングすることができるのです。

ウェットクリーニングによってよごれを落としたダウンは、しっかり時間をかけて乾燥させてボリュームを取り戻していきます。水分を十分に取り除くことで羽毛が満遍なく広がります。羽毛が十分に広がっていると、毛の間に空気をたくさん含むことができます。これによってダウンの保温性や機能性が高まります。ダウン本体もふっくらしてハリが出てくるので、美しいシルエットに仕上がります。

ここからは、弊社でご用意しているオプションで、カビ対策におすすめのものをご紹介いたします。

●スーパー防虫加工(防カビ+抗菌加工付)

こちらはメインの加工は防虫加工なのですが、併せて得られる効果として防カビがあります。弊社ではカビに特化した専用のオプションはないものの、こちらのオプションでも十分な効果を得ることが出来ます。ダウンは梅雨の間、収納に入れたままになっている方が多いかと思います。この期間はどうしても収納スペースに湿気がとどまってしまうので、カビが生じやすくなります。とはいえこまめに収納から取り出すのもなかなか手間ですよね。出来るだけ手間は省きつつ、カビ対策もしたい、という方にぜひこちらをご活用いただきたいです。

●特殊しみ抜き

カビは、衣類に胞子が付着し、それらが根を生やすことによって生じます。そのため軽く拭いたり掃ったりするだけでは完全には取り除けません。根本の原因から取り除くためには、集中的にアプローチしていく必要があります。カビは一箇所に生えてしまうと周辺も続々と被害が出てしまいます。状態が悪化しないようにするために、早めの対応が必要です。広範囲わたってカビが生えてしまっている場合は、しみ抜きの費用も高額となってしまいます。PROSHOP HIRAISHIYAへしみ抜きをご依頼いただいた場合、汚れの種類や範囲などによって費用も前後します。この費用については、ダウンのお見積りの際にメールにてご案内させていただいております。

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いかがでしたか?

本日は、ダウンにカビが生えてしまった際の対応方法について解説をしてまいりました。

湿気はまさにダウンの天敵ともいえます。様々な影響をもたらすため、その都度適切な対応をしながらうまく付き合っていくことが必要です。

ダウンの寿命は、着用後のメンテナンスをどれだけ丁寧におこなうかで大きく変わってきます。カビもこのダウンの寿命に大きく影響してしまう為、速やかに取り除きましょう。

PROSHOP HIRAISHIYAでは、できるだけ長く綺麗に着用し続けていただくため、しみ抜きには特にこだわりをもって作業にあたっております。

クリーニングやしみ抜きをないがしろにしてしまうと、着用中に蓄積したダメージが最終的に大きな被害をもたらすことがあります。こまめに丁寧に、ダウンのメンテナンスをおこなうことでより長く綺麗に着続けることが出来ます。

今回の記事の内容等含め、ご不明・ご不安な点がある場合にはぜひ、お気軽にPROSHOP HIRAISHIYAにご相談ください。

PROSHOP HIRAISHIYAでは、モンクレールをはじめとする高級ブランドダウンのクリーニング取り扱い実績が50万着以上あります。それぞれの素材や汚れの特性を踏まえながら最適な方法でクリーニングやシミ抜きをおこなっております。注文方法や現在のダウンについてご不安な部分、クリーニングの内容について確認したいことがある場合は無料カウンセリングや電話注文も承っておりますので、下記リンクよりお気軽にお問い合わせくださいませ。SNSやホームページにてクリーニング中の様子やダウンクリーニングと併せてオススメしているオプションの紹介なども行っておりますので、ぜひ参考にご覧ください。

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注文後の流れについて、わかりやすく説明させていただいた動画がこちらになります。是非合わせてご覧ください。

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