ドライクリーニングとウェットクリーニングの違いについて
2022.06.15
PROSHOP HIRAISHIYAがこだわるウェットクリーニングとは水洗いのことです。また、世の中でそれ以上に利用しているクリーニング店が多いのがドライクリーニングです。みなさんがこれらでよくなじみのあるのはウェットクリーニングだと思います。そもそもご家庭で使えるのは水洗いのみですから当然そうなります。ドライクリーニングは県の許可をもらったクリーニング店のみが使えるクリーニング方法だからです。それではそれぞれ、クリーニング方法や効能的に何が違うのか?をクリーニング屋さん目線で深掘りしていきたいと思います。
目次
1.ドライクリーニングについて
ドライクリーニングとは石油で衣類を洗うクリーニング方法です。石油は水より軽いものなので、衣類に対しての負荷の度合いも水より軽く、優しい洗い方となります。また、特徴としては石油という名前のごとく、油汚れに強いという特徴があります。それではさらに深掘りしていきましょう。
1−1もっとも安全な洗い方のドライクリーニング
ドライクリーニングは水よりも軽い石油系で洗っているので、衣類への負荷が極端にかからず、やさしい洗い方と言われています。
1−2ドライクリーニングの良い点
ドライクリーニングの良い点は、なにより、衣類への負荷がかからず、極端に型くずれがしないということです。そのため、アイロンがけが必要ない状況も多く、仕上げが簡単になります。また、シルクやレーヨン、キュプラなど水に弱い素材は特にこういったドライクリーニングに適しています。逆に、ドライクリーニングでないとあらえないデリケートな衣類もたくさんあります。代表的なものとして着物とかがあります。着物は基本、シルクでできていることが多く、それを水で洗ってしまうと風合いが悪くなるので、ドライクリーニングのみとなるケースがほとんどです。また、機械油系を落とすのにドライクリーニングは適しています。
1−3ドライクリーニングの悪い点
衣類に負荷がかからないということで、洗浄力が弱いということです。少しのシミでも残ってしまうことが多く、汗汚れも極端に落としにくいため、汗が特についている衣類には適しません。また、しっかり乾燥しないと石油臭という嫌な臭いを発することもあります。
2.水洗い(ウェットクリーニング)について
水洗いとは水で洗う洗濯方法です。特徴としては汗汚れに効果を発揮し、汚れ落ちも比較的いい洗い方です。しかし、汚れ落ちがいい反面、洗い方によっては衣類に負荷がかかり、難しい洗い方でもあります。それではこちらも深掘りしていきましょう。
2−1汚れ落ちがいい水洗い
石油より重い水は衣類に対して洗浄力が高く汚れ落ちがいいです。特に汗汚れには効果を発揮し、その他も洗浄力の高さで様々なシミが落ちやすい洗い方です。
2−2水洗いの良い点
なんといっても汗汚れに抜群の効果を発揮します。その他にも洗浄力の高さで様々なシミに対して除去力があります。また、洗剤と併用すれば、抗菌効カビ、静電気防止効果と様々な効果を付加させることも可能で、洗い方のバリエーションが豊富なのも水洗いの特徴です。
2−3水洗いの悪い点
水洗いはまず型崩れがしやすいです。ということはアイロンがけが必要となるケースが多く、なおかつアイロンがけしても伸びないというケースも多いです。また、縮みも発生しやすいです。生地によっては風合いが悪くなり、そうなってしまうと元には戻らないといったケースも多くなります。
3、まとめ
水洗いとドライクリーニングはそれぞれ良い点と悪い点があります。その特徴を理解しないとどちらも良さを発揮できませんので、見極めが必要となります。また、家の仕上げる道具環境によって洗い方も変わってきます。家庭では水洗いの一択のみだと思いますので、それぞれの特徴をご理解いただき、もし洗えそうにないものはクリーニング屋さんにといった使い分けが必要となってきます。色々試してみてくださいね。