2022/05/13

ブランド別実例モンクレール 専用クリーニング

モンクレール

当社でもっとも人気のものといえば、モンクレールダウンです。数ある高級ダウンの中でも昔から王様といっても過言ではないでしょうか?このモンクレールは50年以上前からありまして、当店の実店舗の方にも何十年昔のものをお持ちになる方もいらっしゃいます。やはり、そういった方も何十年前から宝物にしており、とても大切にされております。プロショップひらいしやでもモンクレールは何十年前から受けておりますが、とてもデリケートなため、細心の注意を払って行わさせていただいております。こちらのモンクレールもある程度、購入より時間が経っているものかなと想像がつくような感じはいたします。そういったところは長年経験していると大体わかってきます。それをこれからお話させていただきながら、どういったクリーニングをしていくかご説明させていただきます。基本的にダウンはデリケートなのですが、モンクレールのダウンは他と違い特殊な素材や縫製でされていることが多く、通常のダウンの方法で洗ってしまうと破損してしまうこともあり、特に気をつけなければならないものとなります。高級ダウンでも生地がしっかり作られているもの、デリケートなものと様々ですが、モンクレールはその中でもデリケートな部類に入る方です。ではそれは具体的にどういったことかというと、まずは素材になります。モンクレールは軽くて温かいものが多く、それは生地が薄く作られいるためにそういった軽さを実現しております。その分、他の高級ダウンとくらべて強度が弱いといった部分もあります。強度が弱いとどういったことが起きるかというと、もっともなパターンが変色だったり、破れや糸引きといったことが起きます。そうならないためにクリーニングを行うのが私達プロの役目です。そういったことがないように細心の注意と洗い方で行っております。こういった不安を煽っても申し訳ないですがこういった事実はあるということをご認識頂きたいです。モンクレールはそういった素材を使っているが故にあの繊細な色や風合いが出せているので、どちらを取るかということと、購入後のアフターが大切になってくるということも大切になるので、クリーニング店選びがとても大切になってくるといえます。そういった部分でモンクレールはじめ高級ダウンのそれぞれのクセがあるので、そういったものを知っていないとケアを間違ってしまうということが起こりえます。ではそのへんの高級ダウンクリーニングとモンクレールクリーニングについて見ていきましょう。

クリーニング実例概要

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こちらがモンクレールのクリーニング前の状態です。一見きれいに見えますが、実は中に汗や汚れはとても溜まっています。そのため外観ばかり見ていてはだめなんです。ではどういった対応をしていくのか見ていきます。まずはこの検品を行って、クリーニング前にシミや汚れ、穴、破れ等がないか確認いたします。そして全体の細かいところをチェックし、カルテを作ります。そしてそのカルテを作ると同時に気になる箇所の写真を複数枚とってデータに保存いたします。この作業だけで相当なお時間をいただきます。だいたい、一枚につき検品が約30分かかります。そうやって、クリーニングする前の状況をしっかりデータに残すというのがとても大事になってきます。そして、細かなチェックを終えると、その後見積もりへと入っていきます。ここで検品を行う目的としては、クリーニング前の状態を記録してクリーニング後の相違の行き違い等を防ぐという役割があります。これをしていないと、当社とお客様の間で記憶のみのやり取りとなってしまい、トラブルになりかねないからです。そうならないためにもモンクレールダウンはじめ他のブランドの高級ダウンもすべて同じように処理いたします。
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こちらは胸の部分に大きくついているウール素材のモンクレールマークです。こちらはウール素材なので、あまり激しく行ってしまうと黄ばんだり縮んだりしてしまうデリケートな部分です。こちらはクリーニング前の状態ですが、クリーニングする際は要注意ポイントとしてモンクレールを取り扱い、クリーニング後には毛玉をとって整えます。特にアイロンを必要といたしませが、メンテナンスは必要な箇所となります。大抵のモンクレールの場合は、これよりも小さいサイズのマークで肩口についていることが多いですが、こちらは胸元に大きくついているのが特徴です。この部分はウールなので、黄ばんできます。これは自然現象なので、致し方ないです。よくある例が、白い車が時間の経過とともに黄ばんでくるのと一緒で、紫外線等の影響で変色してきてしまいます。これを元の戻すすべて今のところありません。行うことができるとしたら黄ばみではなく汚れの場合はある程度綺麗に出来ます。しかし、このモンクレールのブランドマークの黄ばみはほとんど変色の場合が多く、その時はどうすることも出来ないのが現状です。そういった場合には当社で行えるとしては中和処理と言って黄ばみを多少和らげる工程となります。これでどこまで元に戻るかは行ってみないとわかりかねます。初めから期待しすぎるとそれはそれで後から現実のギャップにぶつかる可能性があるため、どんな案件でもそうなのですが、必ず落ちますとか必ず直せますということは言わないようにしております。
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こちらは他の高級ダウンではついていないモンクレール専用のアニメラベルになります。こちらは非常に取れやすくなっており、PROSHOP HIRAISHIYAでの修理依頼は一番といっていいくらい、アニメラベルのほつれ直しがあります。また、PROSHOP HIRAISHIYAでは修理依頼がなくても、クリーニング中に取れてなくならないようにピンどめして洗っております。これをしておかないと、クリーニング中に取れることはざらにあります。取れてしまったものはネットに引っかかってくれればいいのですが、小さくなったり、他の本体の気づかない場所についてしまっていたりすると紛失してしまうおそれがあります。そうならないためにできるだけ取れても大丈夫なような対策はたてております。そうすることにより、大切なアニメラベルの紛失を防ぐことに繋がります。一番オススメなのは、取れそうだなとお客様ご自身で思った場合には自ら修理依頼をかけていただくと間違い有りません。その場合は、修理をかけてしっかりほつれを直してからクリーニングにかけますので、なくなるということはありません。もしアニメラベルを大事にしている場合はそうしていただくと助かります。なくなった場合は責任をおいかねますので、くれぐれもご注意ください。
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こちらは珍しいmonclerのマークが一番下にあります。他の高級ダウンではあまりみかけませんが、こういった変わった形があるのもmonclerの特徴の一つです。遊び心がありますね。このmonclerのブランドマークはアニメラベルと違い取れづらくなっていますので、よほどのことがない限りとれません。しかし、裏地についているため、汗が出るとこの部分は汚れやすくなります。生地が白だけにこういった部分は裏地のシミ抜きを行ってきれいにしております。そうすることにより汚れが取れてきれいに仕上がります。他のブランドもそうですが、白い生地が裏地についているものはどうしても汗が吸収されたときに目立ってしまいますのでご注意願います。そういった場合は事前に指示していただければそこを集中的に染み抜きも出来ますので、行っていきたいと思います。モンクレールダウンはじめ他の高級ダウンはとても複雑な素材を使われていることが多いので、よきせぬ状態になってしまうことも稀にあります。そうなったときでも対応できるよにPROSHOP HIRAISHIYAでは最後ませ責任をもって行わさせて頂きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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