2021/11/17

ブランド別実例水沢ダウン 専用クリーニング

水沢ダウン

水沢ダウンはプロショップひらいしやでもベストスリーに入る受付量のダウンなのでお任せいただければと思います。もしどうやれば水沢ダウンをきれいにできるか?又はついてしまったシミの対応はどうすればいいか?破れてしまった水沢ダウンをどうすればいいか?といったことは何でもご相談いただければと思います。こちらの水沢ダウンのクリーニングとメンテナンスのご依頼は水沢ダウンクリーニングと白化直しでした。水沢ダウンはカナダグースについで白化が多いのものです。こちらの製品もよく見ていただければおわかりかとおもいますが、袖やその他の縁部分が白くなっております。これはどういったことが原因で出来てしまうのかということをこれからご説明していきたいと思います。こちらはかなり色がはげていたので、しっかり色を入れていかないとすこしきれいにみえない状況でした。こういった水沢ダウンは染めるといってもまずはクリーニングをしてからでないとうまく染まりません。というのはどういったことかというと、色が剥げている上に汚れが付着しています。その汚れを染める前に除去しないと、汚れの上に色を乗せるとなると直ぐに色が剥げてしまうからです。そのため、剥げた上に乗っている汚れをしっかり落とすという意味で、まずは水沢ダウンクリーニングをしてしっかり汚れを落とす工程から始めていきます。水沢ダウンクリーニング後は剥げはより一層目立つようになります。これは表面についていた汚れが表に現れてきたということです。たまにはじめにこんなに剥げていなかったという方がいらっしゃいますが、これは元々剥げていた上に汚れが乗っかっていただけなので、クリーニング前には見えなかったものがクリーニングしたことによって見えてきただけなので、クリーニングで剥げてしまったわけではございません。そういった専門の知識は水沢ダウンクリーニングを数多く行っていないとわからないことです。そういった意味でプロショップひらいしやでは水沢ダウンクリーニングを数多く受けているので、どんな症状の原因もほとんどわかってしまいます。こういった知識がないお店とあるお店とでは大きく違ってきます。どうやったら水沢ダウンをきれいにするかとか修理をどうするかということがみればほとんどわかってしまうからです。これがわからないお店に頼んでしまうと、お直し不可と言われたり、汚れはこれ以上落ちませんといって帰ってきたりしてしまうんです。そのため、水沢ダウンは経験がとても大切なんです。水沢ダウンはとくにメンテナンスが必要な高級ダウンの1つになりますので、しっかりそのへんを見極めながらお願いしていただければと思います。

クリーニング実例概要

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水沢ダウンでもっとも白化が起こりやすいのがこの袖部分です。この袖は白が進むとこのように白くなってきます。水沢ダウンの素材は基本的にポリエステルが多いです。こちらもポリエステルですので、本来ならば白化等は全体漬け込みで対応したいところですが、ポリエステル100%はそうはいきません。漬け込みのポリエステル素材はもっとも染まりにくい素材のため、部分染めでしか対応が難しくなります。行うことは可能ですが、むらになりやすいため、部分染めをおすすめいたします。以前、プロショップひらいしやでも水沢ダウンの全体染め替えを何度か行ってきましたが、色むらが出来てしまったため、それ以来おすすめはせず、たとえお客様の希望で来られても一度ご説明するようにいたしました。せっかく高いお金をだして行ってもうまく染まらないのではプロショップひらいしやも悲しいですし、なによりお客様がやりきれないと思いますので、余計なおせっかいになることもありますが、注意だけはさせて頂いております。これもこういった経験からアドバイスとなりますので、こういった染めの経験がないとそのまま染めて失敗ということがあります。この水沢ダウンのポリエステル素材は日本全国どこに頼んでもうまく染まらないと思います。
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袖についで多いのがこちらの脇の部分です。この水沢ダウンは脇の部分がこのように白化しております。白化というのはカナダグースに多いのですが、主にこういったポリエステル素材でなりやすいみたいです。ポリエステルは部分的に剥げるとこのような感じになり、色がはげたように見えてきます。こうなったら染めるしか有りません。染めるにも何通りかあり、筆塗りとスプレーガン塗りの二種類あります。こちらの場合は筆塗りで行いました。その状態によって使い分けるのが大切で、この部分はそういった筆塗りで行うほうが最善だと考えて行いました。そしてきれいに染めることが出来ました。使う原料は様々あり、ポリエステルに使うのは特殊な染料を使って染めていきます。こちらもになりますが、染める前はしっかり水沢ダウンクリーニングをしないといけません。というのはそれをすることにより、表面上に残った汚れを取り除けるからです。これをしないと汚れの上にさらに色を塗れば、当然また、色は剥げやすくなります。染料もきれいな状態の上から染めるのが最もいいのです、それを行うことによりきれいに染めれるからです。また、クリーニングしているので、染めるだけでいいというお客様もおいらっしゃいますが、それはあまりおすすめしておりません。
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水沢ダウンといえばこのロゴだと思います。当社では約8年前より水沢ダウンのクリーニングをお受けしはじめましたが、当初はこの水沢ダウンのマーク部分が破損したことが有りました。その当時はまだ水沢ダウンが出始めだったことから、当社も破損してしまったことを焦って、どうしようかと思っておりました。そしてそうなってしまった原因を調べたところ、構造上の問題で、当社ではどうしようもなかった問題だと知りました。予測ですが、水沢ダウンのデサント社も作り始めで、そういったことを予測できずに販売したのだと思っております。それはなぜかというと、現在ではそういったことが無いからです。昔にくらべて当社の水沢ダウンの一年間のクリーニング量は約1,000着となっており、昔に比べて何百倍と出ている中で現在そういったことがないということは改善されたんだと思います。お客様の声が沢山きて、これではまずいとなって改良されて今に至ると思います。正直言えば、そういった初期の水沢ダウンにあたったクリーニング店は本当に苦労したと思います。なぜならば、クリーニング屋さんはきれいにして当たり前と世間では思われているので、そうなってしまったのもすべてクリーニング屋さんの責任にされてしまうからです。そういったいみでは販売する方は売れば終わりですが、クリーニング店にとっては出されてからが始まりです。責任が無ければクリーニング業は行っていけません。
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そしてようやく完成したのがこちらです。水沢ダウンはシームレスがほとんどなので、縫い目がなくとても美しい形状をしております。最近はmonclerもこういったシームレスを出すようになりましたが、元々は水沢ダウンがメインで扱っていのたのがこのシームレスです。こちらのダウンはよく出来たと思います。最後は当社アイロン技術者が仕上げて、そのさらに最後に検品担当のものが最終☑いたします。チェックしてチェックしても細かな部分は見きれない位チェック項目は多岐に渡ります。そしてすべての検品項目をクリアしたものだけがこの状態になり、そして包装に向かうわけです。プロショップひらいしやの特徴の1つに水沢ダウンだけではないのですが、すべての高級ダウンは仕上げてから一日寝かしてから包装するということがあります。これは中の羽毛に含まれた熱気や蒸気をいったん外にだして完全に冷めた状態で包装するためです。これをしないと後からカビが生えたりする原因になります。たとえ表面上はカビだでていなくても裏地にカビがはえ、悪臭を発したりします。こういった最後までのこだわりがひらいしや流の仕上げになります。
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