2021/11/21

ブランド別実例タトラス 専用クリーニング

タトラス

タトラスは最近とても人気ですね。Monclerについでカナダグースという順番は今も変わらずPROSHOP HIRAISHIYAでは受注率が高いものですが、カナダグースに追いつけと言わんばかりに最近多く出ているのがタトラスです。こちらはとても繊細な素材です。PROSHOP HIRAISHIYAでも要注意メーカーナンバーワンです。こちらのカナダグースももちろんそれにあたり、とてもむずかしいタトラスクリーニングの1つです。ではどういったことが大変なのかといいますと縫込みの強度が比較的他の高級ダウンに比べて浅いということです。それはつまり、クリーニング中に解けてしまう可能性が高いということです。これは作ったメーカーが意図して軽くするために行っているのか真意はわかりませんが、とにかく縫込みが浅いんです。他のメーカーにくらべてなので、他のメーカーも浅いものが多いのですが、こちらタトラスはそれらより群を抜いて浅いです。PROSHOP HIRAISHIYAでも過去にこれで解けてしまったことが何度もあります。しかし、PROSHOP HIRAISHIYAはリペアも行えるので、そのたびにお直しして来ました。しかし、このお直しも一筋縄では行きませんので、相当苦労するものです。そのため、こちらタトラスは要注意メーカーナンバーワンとなっております。こちらのタイプのタトラスダウンはPROSHOP HIRAISHIYAでも一番クリーニングを行ってきたものです。タトラスで一番人気で一番人気の色では無いのでしょうか?それくらい同じタイプで同じお色のものをよく見かけます。今現在は当然、そういった解けてしまうといったことは起こしておりませんが、過去には正直何度も有りました。今では解決策が見つかりましたので、タトラスクリーニングをもちろん、ウェットクリーニングしてなおかつ安全に洗えます。こちらのタイプももちろんウェットクリーニングで行っております。そのため、汚れ落ちもドライクリーニングに比べて10倍落とせます。ダウンジャケット、ダウン共におまかせいただければと思います。料金も特殊な料金ではなくPROSHOP HIRAISHIYAの通常高級ダウンクリーニング料金でウェットクリーニングが可能となっております。それではこちらのタトラスクリーニングの模様を見ていただきましょう。

クリーニング実例概要

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袖口の汚れはバルトロライトジャケットではよくあります。こういった袖は汗やスレによる黒ずみで着用していればよくあることです。こういったシミは普通にウェットクリーニングするだけでは取れない可能性が高く前処理で行わないときれいにできることはできません。そのため、バルトロクリーニング前にはしっかりしみ抜きしてからクリーニングしております。こちらのバルトロライトジャケットは黒なので、黒ずみが特に目立ちますね。こういったものはシミが落としやすいのですが、肉眼で見えないものも中にはあり、そういったものは予測で行うしかございません。こういったシミは汗用の前処理剤でしっかり落としてきれいにしていきます。また、ここ以外でもしっかり落とすところはしっかり落としていきます。黒はきれいにするだけで肉眼で確認できるのがいいです。もちろん、ウェットクリーニングを行うので、十分綺麗になるのですが、より一層シミを落とそうとすると、前処理は必要になってきます。こういう少しずつの積み重ねがきれいをさらに増します。
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襟のこちらの部分も汚れが付きやすいベスト3にはいります。こういったシミはほぼ完全的に襟の汗ジミによるものです。こちらも着用していれば付いてしまう同しようもない部分です。バルトロのこちらの部分は他の高級ダウンと比べても生地が厚く、シミが浸透して中にまで入っていることが多いです。そのため、表面上はしみ抜きしても、中に残っていますので、まずは表面を前処理剤でとって、その後ウェットクリーニングで中に浸透したシミをきれいにするという感じで行っていきます。中の羽毛までは見れませんので、表面をしっかり取ることにバルトロクリーニング前は専念し、以下にウェットクリーニングにつなげるかが重要になってきます。各ボジションごとに役割があり、それをしっかりこなしていくことが大切になってきます。こちらのバルトロはそこまで汚れていませんでしたが、中はどうなっているかわかりません。例えば、表面上はきれいに見えても、実は表面についた汗は中に浸透しており、汗まみれだったなんてこともザラにあります。もしこれがドライクリーニングで行った場合は、中の汗は一切取れません。これはウェットクリーニングをしないときれいにできません。ウェットクリーニングはそういった中の汚れもとってしまうすぐれものです。
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こういったファスナー部分は保護してクリーニングしております。特にこうったファスナーやボタンは消耗品と言って、使っていくうちに劣化していくものです。こういったものは極力クリーニングで傷が付いたり消耗しないように保護してクリーニングしているので、破損等は極力避けられます。しかし、完璧ではありません。あくまでも消耗を遅くするということで、完全には消耗は避けられません。また、たまにこういた金属ファスナー部分は元の金属の色の上に、色が塗られているだけですので、やがて地の部分は表面に現れてきます。そうなったらどうしようもありません。こちらもあくまで加工されて黒くしているだけですので、それが取れてくることを防ぐことはできません。たまに、クリーニングした後に地が出てきてしまっているから直してほしいというご依頼がありますが、こちらは消耗品のため、どうしようもないので、交換するしかございません。こちらに関しての責任は消耗品ということで、ご了承いただきます。こちらのバルトロクリーニング時は特に問題はなかったのですが、着用し続けていると様々なことは起こってきますので、ご注意ください。これらは対策を建てるというより自然におこる現象ですので、受け入れるしかございません。または修理してお直しするといった方法によりお直し可能な場合もあります。
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こうやってできのがこちらのバルトロクリーニング後です。黒のバルトロはとても美しいですね。大抵のバルトロは2色綴りの物が多いですが、このように一色でも十分素敵な物となっております。バルトロは何度もいいますが、特殊なダウンを使っているので、気をつけて行わないと簡単に破損します。そのため、きをつけて行っていきます。この乾燥までにバルトロの場合は最低3時間かかります。乾燥だけですので、それ以外にアイロンやその他の時間を含めると相当の時間を要して仕上がっております。すべての工程時間を含めると約10時間はかかっております。この時間をかけて行うバルトロクリーニングが安いか高いかはお客様の判断になりますが、PROSHOP HIRAISHIYAでは妥当な金額だと思っております。バルトロは癖がある素材の上、仕上がりも一手間も二手間もかかりますので、気をつけて大変なものになっております。また、この素材は特に襟の部分が乾燥しにくくなっておりますので、その部分を乾燥不十分で行うとボリュームがない状態になって帰ってきてしまいます。もしそういったものがあればPROSHOP HIRAISHIYAにご相談ください。気をつけて行わさせていただきます。
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