2021/10/06

ブランド別実例高級ダウン 専用クリーニング

ストーンアイランド

PROSHOP HIRAISHIYAのこのブログでは初のお目見えになるSTONE ISLANDのダウンになります。こちらのストーンアイランドのクリーニングについての特徴としてお話していきます。まずの特徴としては、肩口にワッペンが付いている部分です。こちらは通常取り外し出来ないものがついていることが多いのですが、こちらのストーンアイランドのダウンに関しては取り外しができてしまうので、それを保護して洗わないと行けないのがまず第一です。これはPROSHOP HIRAISHIYAでクリーニングする前にそのワッペンがあるかないかをまず確認し、あればあったと文章に残しておきます。これはストーンアイランドの命といっていいでしょうから、これがまずあるかないかはしっかり記録にのこしておかないといけませんので、そのへんを徹底しております。そしてあれば、そのワッペンを1点ずつ保護してとれないように加工してからクリーニングいたします。ストーンアイランドは様々な素材で作られているので、代表的なものをあげることは難しいのですが、他の高級ダウンにない特徴の素材になっております。ストーンアイランドでよく出るメインのものは色の褪せが起こりやすいため、染替したほうがいいものもあります。ずっと着続けるとどうしても色があせてきてしまうことはあります。よくあるのが綿が入っているもの。こちらは色があせやすいです。そのため、気になった場合はご相談ください。色が染めやすい素材と染めにくい素材と様々ありますので、その点はプロの目で見ないといけませんので、そのときはいつもでどうぞ。こちらの素材も少し色があせてきている感じがしますが、まだ大丈夫だったので、クリーニングのみとなりました。クリーニングして色が褪せることはあるのか?というところは気になると思いますが、クリーニングすると多少色は褪せます。これは自然現象なので、避けられません。クリーニングしないと汚れは取れない、でもクリーニングすると多少色が褪せてくる。これはどちらかを選ばないといけません。プロショップひらいしやでは色止めしてからクリーニングしておりますので、色が抜けるといったことはめったにありませんが、たまたに色が抜けやすいものがあり、そういった場合はクリーニングを最小限にとどめて行きます。

クリーニング実例概要

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こちらのストーンアイランドは黒ですが、弱冠色があせておりました。弱冠ですので、そこまででは無いですが、これ以上に薄くなってしまったときは染め替えをおすすめいたします。まずはこちらのストーンアイランドのクリーニングについてです。全体を確認し、検品を済ませます。まず、袖や襟や胴体と破れや傷、染みがないか検品することからすべては始まります。この検品をおろそかにしてしまうと後の工程のすべてが狂ってしまうので、こちらは慎重に時間をかけて行っていきます。そうして、染みや破れ、ボタンなし等のことがあれば、クリーニング専用タグや紙に記入しておきます。この記入をしておかないと、クリーニングする前になっていたのか、それともクリーニング後に起こった症状なのかわからなくなってしまいます。そのため、この検品の作業というのはお客様と当社を結ぶ大事な作業となります。この時点で何も症状がないということは殆どありません。何かしら、ほつれがあったり、染みがあったりと症状はあります。そういったことを見逃さず行って、記入してと行うので、時間は結構かかります。一つのダウンに対して5分は時間をかけます。見逃すと後々のトラブルの原因になりますので、気をつけて見ていきます。こちらのストーンアイランドのダウンに関しては少しほつれがありましたが、他には特に有りませんでした。そのため、その次の作業に進んでいきます。
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いつものように前処理でキレイにしていきます。襟のところや袖口、胴体とすべての部分を染み抜きしていきます。この作業は人間の目で確認しながら行いますので、見落としはほとんどありません。また、この作業は同時にストーンアイランドの状態をチェックする作用もあります。検品でもチェックはするのですが、こういった染み抜きの時も検品しておりますので、見落としはほとんどないと思います。この時点でボタンや破れ、染み等を確認するので、この作業もかなり時間がかかります。まして、状態にシミがおおく付いていたりすると、その分、染み抜きにも時間がかかりますので、1点のダウンに対してノルマをかけてしまうと、その範囲内で見なければいけなくなるので、PROSHOP HIRAISHIYAではノルマはかけておりません。そのため、1点のダウンに十分の時間をとってできるところまで行っていくのがプロショップひらいしや流です。当社は流れ作業で1点ずつ行うところではございませんので、こういったところにこだりをもって行っております。
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ストーンアイランドのウェットクリーニングが終わった後は、このようにプレスに入ります。ダウンは基本、プレスはあまり強くしないほうがいいのですが、こちらの素材もあまり強くやってしまうとテカリが発生してしまうために、やさしくダウンに触れるか触れないかのラインでしっかり行っていきます。このような素材は強くアイロンで押してしまうと、焦げ跡のようなアイロンの跡が残ったりしてしまうため、アイロンの温度調節も気をつけて行うところです。そうして、しっかりプレスできるところはしっかりかけて、あまり掛けすぎるとボリュームが無くなってしまう場合にはそっとかけるという経験と技術が必要になってきます。また、こういったプレスと同時にシミや破れ等のチェックも行っております。アイロンをかけるイコール全体を見るということで、しっかり全体を見ながらシワやシミを確認しながら行っていきます。もし、この時点でシミやシワが合った場合には、最初からやり直していきます。ダウンの場合、もしシミが合った場合には染み抜きということが難しくなるため、1からやり直していかないといけないのです。ダウンの最洗いの大変さはこの変にあります。普通の衣類では染み抜きで最洗いはしなくてよいというものが多いのですが、ストーンアイランドのダウン初めその他のダウンはもしシミが合った場合に1からやりなおししないと行けないのです。
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ようやく完成したのがこちらのダウンです。ストーンアイランドは他の高級ダウンにくらべて特殊な素材を使っていることがおおく、クリーニング方法も特殊になります。この時点で完成ですが、まだ包装と検品が残っております。この状態でまずは包装をし、その後、検品担当の者が状態をチェックいたします。チェック項目は多岐に渡り、シミの状態、ほつれや破れがないか、プレスはしっかりしているか、修理はしっかりされているかという点をチェックしていきます。そして、チェックが終わってから発送に入ります。こちらのストーンアイランドは特に問題なくクリーニングから仕上げから、検品と終わりました。何かありましたら、再度クリーニングし直したり、修理し直したり、染み抜きを掛けたりと様々あります。ストーンアイランドは特殊な素材ですが、記事はしっかりしているので、クリーニング中にほつれる等はほとんどなく、安心してクリーニングに入れるメーカーの一つです。ただし、色があせてくるというのがたまにありますので、その点はご購入の際は用心してください。特に色があせやすいのが綿素材が入っているものです。綿は紫外線の影響で、色があせやすいので、保管時などは紫外線に当たらない場所で保管刷ることをおすすめいたします。そうしないと、後ほど、染等が発生し、料金がかかってきてしまう恐れがあります。また、汗を吸収した状態で放置するのも色あせの原因です。プロショップひらいしやのウェットクリーニングをすれば汗は除去できますので、また来年もよろしくお願いいたします。
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