2021/09/19

ブランド別実例ノースフェイス 専用クリーニング

バルトロ

ノースフェイスのバルトロはプロショップひらいしやでも数多く受けております。ということは大人気の商品です。こちらのバルトロは販売すると直ぐに売れてしまうみたいなので、その分日本中にも数多く出回っていると思われます。モンクレール、カナダグースクリーニングについで多いのがこのバルトロクリーニングです。こちらの販売価格は約60,000円くらいです。そしてプロショップひらいしやでのバルトロクリーニングの料金は7,500円税別となります。これは往復送料、撥水込の値段です。(2021/08/30現在)これを高いと思うかやすいと思うかは別として、それではプロショップひらいしやでのバルトロクリーニングがいかに他のお店と違うのかをこの実績ページで見ていただきたいと思います。バルトロライトジャケットは通常のダウンと少し違う製品のため、扱いになれていないと破損してしまう恐れがあるのです。そのへんを見ていきたいと思います。初めにお知らせするとバルトロライトジャケットは100%羽毛製品ではございません。バルトロライトジャケットは羽毛の他に人工的な素材が中に詰め込まれているので、バルトロクリーニングするときもそれを認識して行わないと破損の原因になります。どういったことが起こり得るかというと、100%羽毛のダウンジャケットのようにシミ抜きをしてしまうと、中の羽毛等の素材が破損してしまったりします。これはプロショップひらいしやで実証済みです。そのため、なおのことバルトロは気を付けないといけません。また、バルトロクリーニングの方法も水洗いのみとメーカーより指定しているので、そのとおりにしないとダウンを傷つけてしまう恐れがあります。また、乾燥もほかのダウンに比べて時間がかかります。それはダウンのボリュームがほかのダウンと比べて多いため、ほかのダウンと一緒に乾燥を初めても、バルトロだけは乾燥が終わらないといったことが多いです。そのため、バルトロはプロショップひらいしやでは特に注意してクリーニングをしております。また、バルトロの特徴としては全体的にまれに縫製が弱く、クリーニング中にそれが原因でほつれてくることがあります。これはメーカーの作りが原因のもので、たとえクリーニング中になったとはいえ、PROSHOP HIRAISHIYAでは責任を負いかねます。これは発売している状態ですでに縫製が弱いものが中にあり、それをそのままクリーニングしていると、クリーニング中に負荷がかかりそれが広がってしまうといった症状です。これは当社ではクリーニング前に確認はできませんので、対応が難しくなっております。本来であればメーカー様のほうにお問い合わせ頂きますようお願いしております。

クリーニング実例概要

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こちらのバルトロでよくある案件で、部分的にシミになっていたということがあります。それもクリーニング後です。これは一見、シミに見えるのですが、実はシミではなく、中の羽毛が表面の生地に出てきてシミのように見えるということがあります。これはシミのように見えるので、クリーニング前になっていなかったが後から出てきたというトラブルがありましたので、表記しておきます。このように、クリーニング前になかったシミが出てきたという場合、すべてクリーニング業者の責任のように見えたりしますが、実は中の羽毛がシミに見えていただったり、クリーニング前にシミが付いていて、クリーニング中に表面に出てきたなんてことは結構あるんです。そのため、気を付けて見ていないとトラブルの原因なることが多々あります。そういったことがイないようにバルトロ初め他の高級ダウンもよく検品しないとだめなんです。そうしないと後々トラブルになります。そのため、検品はもっとも大事な工程の一つです。これをしっかりしないと、トラブルは起こりがちです。クリーニングという商売は、品物を作って売るというものと違って、お客様の大事な衣類を預かってなおかつキレイにして戻すという似たものがない商売です。しかも宅配クリーニングというと、さらに顔を合わせずにやり取りするというとても複雑な方法のため、こういったチェック体制はいくら行ってもやりすぎとは言えないのです。しかし、クリーニング屋さんも工程には限度があります。1点何万もいただけるのなら、とことん1点に対して行いますが、そこまではいただかないようにギリギリのラインの料金設定でしかもPROSHOP HIRAISHIYAの場合は、クリーニング代に往復送料も含まれておりますので、現状の金額設定は決して高いものではないと思っております。しかも、検品、出荷前検品、クリーニング前に検品と徹底して時間をかけて行っておりますので、ご理解いただけると幸いです。
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それではバルトロクリーニングに入っていきます。こちらは襟の部分を染み抜きしているところです。これらの部分染み抜きも料金に含まれており、こういった細かな部分もしっかり落としていきます。これを行わないと襟の汚れはまず通常のクリーニングでは落ちませんので、必要不可欠の作業です。また、こういったバルトロ素材は色が襟部分黑のため、シミが非常にわかりづらいものとなっており、見えないシミを落としていくといった感じになります。この襟部分はどうしても年中肌に触れ合うところなので、目に見えなくても染み抜きしておかないと、バルトロクリーニング後に襟がベタベタしているとか、何か肌触りが悪いなんてことも起こりえます。そのため、襟と同様に袖口もしっかり染み抜きしております。また、それ以外にもどうたい部分もシミがあれば一箇所ずつ油性と水性、タンニン系の染み抜き処理を行います。これをすると90%以上のシミは落ちてしまいます。もしシミが残る場合は油性水性以外の不溶性のシミ等になります。これらは特殊染み抜きでないと落ちませんので、また別料金になってしまいますが、対応可能となります。
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バルトロライトジャケットのクリーニングが終わりましたら、次は仕上げになります。バルトロライトジャケットはウェットクリーニングが基本ですが、その後の乾燥がとても時間がかかります。ウールの詰まっている箇所が多いため、細かな部分まで乾燥が届かないことが多いためです。そのため、他の高級ダウンと比べて約二倍の乾燥時間がかかります。そうしてようやく完成してこの写真のような仕上げれる段階になります。バルトロクリーニングの乾燥時間は約30時間。プロショップひらいしやではこの位時間をかけております。自然に寝かせて、そして乾燥機を使って毛を起こしてと様々な工程があってここまでになります。そして仕上げですが、バルトロクリーニングの乾燥は意外と簡単です。乾燥はたいへんですが、仕上げに関しては中に羽毛がたくさん詰まっているので、シワにならないからです。これがダウンの中の羽毛のボリュームが少ないと張っていないので、どうしてもシワがてきてしまいます。また、他の高級ダウンに起こりがちな、時間がたつと中の羽毛のボリュームが減ってきて、ぺしゃんこになりやすいといったこともこちらのバルトロでは起こりにくくなっております。そうしたこともあって、バルトロクリーニングの乾燥は比較的かんたんに仕上げることができるのです。プレストしては表面の小じわを蒸気で伸ばしてキレイにし、また、縫製のチェックをするといったところです。
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バルトロライトジャケットのクリーニングの完成です。このようになるまで約最低2日かかります。このようにダウンクリーニングの完成はとても時間がかかります。バルトロはましてボリュームが他の高級ダウンにくらべて多いため、時間は約1.5倍はかかります。こうしてキレイに出来たのがこのバルトロです。バルトロは様々な色の二色の組み合わせで出来ています。そして、素材もほかの高級ダウンにはない素材を使用しており、カジュアルな印象のダウンですね。縫製に関してはたまに弱い部分があり、糸が飛び出していることがまれにあります。これは当たり外れのもんだいだと思います。プロショップひらいしやでも過去に縫製が弱くてあちこち糸が飛び出しているのをみたことがあります。そのため、こういった場合は無理に糸を引っ張ったりせず、プロにおまかせいただいた方がいいかと思います。というのは無理に引っ張るとそこからほつれてしまったりするので安易にそういったことはしないほうがいいと思います。大切なバルトロライトジャケットだと思いますので、そういったことを気をつけていけば何年でも着用していけると思います。ノースフェイス自体の作りはしっかりしているので、大切に着用いただければと思います。
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